【ドワンゴ夏野】「従来の教育」に、馴染む必要なんてない
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夏野さんとはN高の立ち上げ時のコンセプトデザインから、いっしょにやってきました。
N高がユニークな学校としてうまくいった理由として、夏野さんや私を含めたドワンゴの立ち上げスタッフの多くが教育業界以外の人間だったということが大きいと思います。
たとえば公教育の分野にKPIやマーケティングの手法を持ち込んだのも、ぼくらからすると当然のことだったわけですが、教育業界としてはありえないことだったのだと思います。
ただ、公教育に資本主義側の論理を持ち込むのはある意味危険なことでもあり、実際に公教育の民営化が進んだ米国では、大きな弊害もおこっています。
N高の場合、そういった批判は幸運にもされていないのですが、その大きな要因は、夏野さんにしろ、ドワンゴにしろ、単純に資本の論理で利益を追求してきたわけではなく、i-modeにしろ、niconicoにしろ、利益をあげてきたということより、世の中を変えてきたんだというところに自負があるという点だと思います。
ぼくらがN高で使っているKPIとはお金の効率を示すものなんてひとつもなく、すべて生徒の満足度やなんらかの学習に関する進捗度を示すものばかりです。民間=利益追求のイメージからは、かなりかけ離れた文化だと思います。記事中にある「基幹教育」は「机間教育」です。つまり先生が、生徒の座っている机の間をぐるぐる動き回りながら対面授業を行うことが教育のあるべき姿だという考え方。現代の教育界にこのような言葉が残っていること自体がおかしいと思います。他のやり方があってもいいのです。
N高生保護者です。
「従来の教育に馴染まなくて良い」というのは
第二次性徴に当たる時期の子どもたちのストレスを
想像したはるか以上に軽減しているな、
というのが保護者として一番感じていることです。
それは今の公教育がかなりのストレス下にあるのを、
学校側も児童生徒側も感じていながらも「無言の慣性」で
たくさんの良心を無駄にしてしまっているということではと思っています。
全てがオンラインで解決するわけでなく、
自分の3人の子どもを見ても向き不向きや適切な時期があるなと感じていますが、
よいシステムがデジタルによって
すべての子どもに行き渡ればよいなと思います。
子どもたちにすれば、それはデジタルであろうがなかろうが関係なく、希望と大人たちへの信頼になるはずではと感じています。