じわり「ニセコ離れ」外資急増でホテル高騰、雪求む訪日客は本州へ...スノーツーリズムに見えてきた課題とこれから
コメント
注目のコメント
焼畑農業的に野放しに開発をさせたらこうなってしまう、という日本の典型的な観光政策の失敗だと思いますね。
基本的にビジネスは規制緩和して民間の知恵と創意工夫で自由にやらせるほうがいいと思っていますが、観光産業については現在、世界的に規制をかける方向にかじを切っています。
いわゆるオーバーツーリズム、観光公害は深刻な社会課題。1992年の五輪をきっかけに世界中から観光客が押し寄せるようになったバルセロナは、いまでは車で入れるエリアを制限したり不動産開発も厳格に規制をかけています。
そもそも、ニセコに限らず、飛騨高山、黒川温泉等々の田舎や世界中にある地方の田園地帯など、昔ながらの風情が楽しめるエリアに余計な開発は不要でしょう。18年の春に現地のガイドさんと話してたら、世界中の富豪がコンドミニアムを億単位で買って投資の対象にしているという話も聞いた。まだまだ外国人は多かったけど、富裕層が多いとのこと。一方の白馬は06年当たりはちらほら外国人をみる程度のレベルだったけど、19年に久々にいったら露天風呂にぎっしり外国人がいた。コルチナ国際のパウダーは特に外国人に人気らしい。
何ごとも適度でないとだめということだと思います。
バブルが弾けて、ニセコだけでなく北海道のスキー場はどこもどん底になった時、ニセコの再生案件に関わったことがありますが、最初は、たまたま北海道を気に入っていた豪州人達が、一肌脱いだくらいの話しから始まったと理解しています。
→ オーストラリア人のロス・フィンドレー氏の存在も大きい
オーストラリアドルは、米ドル以上にボラティビィティが大きく、一時期の豪ドル高は追い風でした。
ここ数年はトレンドは円高です。それに加えてバブルで価格が跳ね上がり、結果的に豪州人が減少した訳ですが、値段的に倍になった…と豪州人が言っていましたから、それはしょうがないのでは?と思います。
あと、やはりアクセスは悪いですよね。そうなると、外国人だらけのニセコより本土のスキー場に目が向くのだと思います。