トランプ氏投与の「デキサメタゾン」、専門家は副作用も指摘
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注目のコメント
デキサメタゾンに関する記事中のコメントはどれも真実ではありますが、少しバランスを欠くコメントのようにも感じます。
短期間のデキサメタゾンが、脅しにも聞こえるような多くの副作用を起こす確率は低いと考えます。ただし、もちろん副作用リスクはゼロではないので、メリットとの天秤にかけることが重要です。
ここでのメリットは重症COVIDで致死率を低下できるというとても大きなものであり、重症患者では明らかにメリットがデメリットを上回ります。
論点は、トランプ氏が酸素を要するほどの状態であったかで、もし酸素投与の必要ない状態が続いていたのであれば、デキサメタゾンの投与からメリットを得られる可能性は低く、副作用リスクがメリットとの天秤を上回っている可能性が高くなります。先ほど医師団がトランプ氏の退院を正式に発表しました。日本時間の昨晩から短文のTwitterを連続で発信。末尾には決まってVOTE!と、自身への投票を呼び掛けました。
その一方で、医師団は退院にあたって検査したかどうか、陰性だったかは言及を避けました。退院は形だけで、ホワイトハウスでも治療は続けるとみられますが、ウイルスの増殖をホントに抑えられているのか、大統領周辺のコトバの向きに注意が必要です。小児にもよく使います。
もちろん濫用は避けなければなりませんが、メリットデメリットのバランスです。
ヒトの生理機能の中で最も重要なのは呼吸機能です。
新型コロナの場合、その呼吸機能が冒されやすいのですがそこに即効性があるので間違いなく大きなメリットをもたらします。
また、免疫が暴走する致死的なサイトカインストームの抑制にも効果があり、命を最優先する点で非常に有用な薬剤であると思います。