名門「麻布」卒業生の生き様に見えた自由の本質
東洋経済オンライン
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大変昔の話になりますが、私の頃は開成、麻布、武蔵が御三家で、その下に駒場東邦と桐朋がありました。
その中で「自由な校風」と言われたのが、麻布、武蔵、桐朋でしたが、武蔵と桐朋は「入ったら勉強しなくなる」と言われて、東大の入学実績も落ちてしまいました。
※実は、私は桐朋出身なのですがホントに自由で、高校三年の頃は学校にもあまり行ってませんでしたが特に怒られた記憶もありません。
その中で麻布だけが独自のブランドポジションを保っているのは立派です。開成→東大という王道に対するアンチ的なポジションが光っています。「自由と責任」という対比はさまざまな学校で語られるし、それくらいならおそらく小学生でも理解できる。でも、それまで無意識のうちに自分を縛っていた価値観や思い込みに気づいてそれを手放し、自分しか持っていない価値観に従って生きることを決めた瞬間に得る自由がある。