電気自動車などの“電池技術” 特許で日本が世界をリード
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吉野先生のリチウムイオン二次電池の基本特許は1985年出願ですか。
吉野彰博士のノーベル賞受賞と特許 (上)
https://www.hatsumei.co.jp/column/index.php?a=column_detail&id=323
吉野彰博士のノーベル賞受賞と特許 (下)
https://www.hatsumei.co.jp/column/index.php?a=column_detail&id=325
例えばテスラも電池寿命を伸ばす添加剤のジフルオロリン酸(LFO)の特許を避けるために、ジフルオロリン酸ナトリウム(NaFO)の特許を申請したりしてます。リチウムをナトリウムに置き換えるというのは結構安直で、物質特許は回避されやすいですね。
その点、吉野先生の基本特許は材料の組み合わせとして良く練られていて、Al集電体の利用のclaimは避けられなかったと言われてます。特許の有効利用や裏事情は詳しくありませんが、一方で人材の流出も関係してる気も。
特許請求の巧緻も大事ですが、本質を押さえた技術者を大事にしないと、幾らでも転職先で応用出来ると思っている位で良いのではないですかね。特許=すぐにお金になる技術、すぐに実用化できる技術、ではないです。
もしそうだとしたら、国内と国際で30件以上特許をもつ私は今頃大金持ちになれていないとおかしい!・・・という冗談はおいといて
海外は知りませんが、私の知る日本企業は
・「年にX本特許を書くように」というノルマがあって、「これ、絶対ビジネス化のつもり無いでしょう」というものでも特許化したり
・学会発表する前にはビジネス応用を考えていなくてもとりあえず取るという風習があったり
・特許は1つ1つについてライセンス提供と金銭授受をするというより、複数まとめてクロスライセンスすることがおおいので「賑やかし」のための特許というのも必要だったり
ということがあり、これらが特許申請が多い要因なのかも。
また、他の企業に先んじて取られてしまうことで自社が使えなくならないように出願する防衛特許というのもあります。David H氏のコメントに関係するかも知れませんが、VWとビルゲイツ氏が投資している全個体電池のquantumscapeが、これまたSPACで上場予定です。当然ロビンフッターらも動きますが、技術があるからこそ余計にスケールが重要で、ピーターティール氏が散々言っている事だと思います。ある意味そういう手法でテスラもここまできましたし、パランティアもスケール勝負です。$500 millionの赤字の多くはsales & marketingで、データ解析の会社は他にも山ほどありますので。逆にある程度のところで勢いでお金集めて事業化しないと、完成するまで待っていると他にやられてしまうからです。
https://investorplace.com/2020/09/quantumscape-kcac-stock-compelling-buy-ev-disruption/