【緊急出演】アベノミクスのブレーン、浜田宏一がいま語ること
NewsPicks編集部
414Picks
コメント
注目のコメント
アベノミクスが後半失速した理由は色々ありますが、特に目立つのが大きく2つと認識しています。一つは財政出動を財務省が拒んだこと。マスコミや御用学者を使って「日本の借金が〜」といういつもの議論で、第二の矢が不発でした。(この理屈は記事内のIMFのレポートが出てからダンマリになりました)
そして、もう一点は消費増税。なぜ経済を加熱させなければいけない時に消費を思いっきり冷やす政策を実行したのか。「社会保障の財源が〜」と、これまた定番の言い回しで擁護されますが、蓋を開けて見れば、増税分はなんてことはない、国債の返済に当てられている始末。
結局、日本の経済より自分たちの縄張りを優先する財務省に配慮した結果、中途半端になってしまった感があり、残念でしかありません。アベノミクスのブレーン、浜田宏一教授に緊急インタビューを行いました。この8年の総括、課題、今後の提言まで、今だから語れることが多々ありました。
私の中でのハイライトは、教え子でもある日銀前総裁に対して、「少し批判しすぎた」と語ったことです。
そのほかにもテーマは盛りだくさんで、これからは金融政策だけでなく、財政政策が必要という認識を改めて示しましたし、コロナ下の雇用状況で考えさせられたことも多かったようです。
浜田教授へのインタビューは、個人的に3回目。安倍時代が終わろうとしている今、アベノミクスも「歴史」になろうとしています。その意味でもこのインタビューはとても感慨深いです。