【イラスト解説】不屈の男、柳井正の「一勝九敗」人生
NewsPicks編集部
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無名の地方の経営者が日本を代表する経営者になって世界No.1を狙う会社を創り上げた話は面白い。意思決定の裏にある出会いなど偶発的な要素が重なっての今だと思いますが、アンテナを張り続けているからこそなんでしょうね。
注目のコメント
経営者の中でもとりわけストイックで、周囲に対して厳しいという話ばかりを聞く柳井さんですが、青年時代はプー太郎だという事実を知って、なんだか安心しました。
時には政治批判をするなど踏み込んだ発言もありますが、そうした姿勢も全ては「人は努力すれば変われる」という自身の経験からきているのかもしれません。
では、どのようにして変わってきたのか。プー太郎だった柳井さんが数々の失敗を超えて自信をつけてきた半生を、可愛いイラストと共にお届けします。おもしろい記事でした。キーワードは「ストイック」ですが、私の印象は少し違います。
柳井さんの人物像を象徴するエピソードは「夜の会食はしない」ということだと思います。夕方になると、さっさと家に帰って、読書や音楽を楽しむ。財界活動にも関心がないので、会食の必要がない。趣味のひとつはゴルフで、ホールインワン経験のある腕前です。松濤のご自宅には、ゴルフレンジが備え付けてあります(空撮で確認できます)。
オンとオフの切り替えができている。好きなことはとことん極める。まわりに影響されない。確固たるディシプリンがある。そんな印象をもっています。
そして最大の功績は多額の納税です。経営学者の楠木建さんは、企業の社会貢献は納税に尽きるとおっしゃっています。柳井さんは不可解なスキームでの節税を選びません。その一点から清々しいと感じます。