「アパレル業界を去る人」急増のワケ…もはや“夢を描けない業界”に
コメント
注目のコメント
世代交代のタイミングを見誤ったのがファッション業界の課題だと思います。消費のボリュームゾーンの年代が高齢化する中、組織も同じく高齢化し、若者に適用できておらず、大問題なのがDX時代に適応できる人材が圧倒的に少ないことです。
だからこそスタートアップのチャンスであり、ファッションブランドをD2C型で立ち上げる異業界出身者(ITやコンサルなど)が活躍する2020年代になると思います。ファッションには自由というイメージがつきまとうが、実は同調圧力に支えられる支持であり業界内もファッションとはへの固執が強く、視野の狭い業界であるという記事の指摘は正しい。
生活におけるファッションに対する期待値が相対的に低下し、
絶対的価値は大きく変わった。
シンボリックなスタイルを求めない、皆バラバラでいい、
他にも大事なものがある、その中で何を提供するか、各社模索中です。そこを突き詰めた企業だけがのこるでしょう。これまで着飾るファッションはモテとか「他者承認」を得るためのツールであったけど、どんどん社会全体が「自己実現」欲求の段階に引き上げられる中で、人がファッションに求めるのは当然千差万別だ。その超ニッチな千差万別に付き合うか、ある程度平均化したニーズをぼちぼちで満たすかがアパレル業界の分岐なんだろう。ユニクロが後者であることは言わずもがなだ。
個人的にアパレルの未来を考えるときに、いつもSFを思い浮かべるのだけど「21世紀宇宙の旅」も「フィフスエレメント」も「マトリックス」も登場人物は別にファッショナブルじゃないんだ。作品の演出上かもしれないけど。いずれの作品も重要なテーマは「選択と進化(変化)」であり、関心は内面的な部分に比重がある。社会はこれからもよりソフトに特化し進化していくとしたら、業界は長期的に明るくないんじゃないかと思う。
生命線があるのは「用途に特化した衣服」だと個人的に考えている。作業着スーツを開発したワークマン、ファッショナブルな白衣を開発したクラシコ、などが非常に参考になる。