【現場ルポ】トヨタはこうして「巨額利益」を生み出している
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トヨタの強さは工場にあると言われます。
車をつくるための原価を1円でも安くするという「原価の作り込み」こそがトヨタのお家芸とされていますが、実際には一体どうやって行われているのか。
工場を見せてもらうと、「そこまでやるか!」という驚きの連続でした。
1円どころか、0.01円の単位でムダを削るためにトヨタの工場の作業員の方々は知恵を絞っています。
その詳細な具体例の数々をお届けします。ぜひご一読ください。とにかくすごい。衝撃的な対比だった。
「乾いた雑巾を絞る」と表現される現場の原価低減の取り組みが具体的にわかる。しかし、さらに凄いのはそれがWoven cityに繋がっていると現場に張り出されていること。これがとてつもなく衝撃的だった。
現場からすれば、自分たちのやっていることが未来につながるという意味づけになるだろう。現場はそれを励みにしているのだろうか。どうなのだろうか。
一方、これはWoven city側で働く人からすれば、新しいことであっても闇雲な無駄はできないと思うのではないだろうか。しかし、技術的にも戦略的にもまだ方向を明確に定め切れないのが新領域でもあるわけで、当然、短期的な意味での「無駄」は避けられない。だが、そのことに対してどう感じるのだろうか。プレッシャーが強くなりすぎないだろうか。
この辺りの感覚をどう両立させているのか、大変興味を惹かれる。実際、それぞれの現場においてどう感じているのか知りたいと思う。
なぜならば、これは大手企業のイノベーション推進と現場のコントラストをよく表していると思うからだ。現場の取材では何度も「そこまでやるか…」と唸りました。
トヨタが言う「原価の作り込み」という言葉は、よくよく考えると具体的なイメージが湧きません。そこで、工場まで足を運び現場を取材してきました。
正直な話、37万人いる社員のほとんどは、本部の「原価低減」の号令に白けているのではないかと思って取材に行きました。しかし、現場で話を聞いて、本当に細部までその思想が伝わっているのに驚かされました。
取材を通して、現場の方々がメディア向けによく見せているわけではなく、本気で日々取り組んでいることが伝わってきました。その狂気とも言える原価低減のリアルな現場の雰囲気を、記事から感じ取ってもらえると嬉しいです。