もし原爆の日にSNSがあったら――NHK広島、実在する日記から当時の様子をTwitterで発信
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注目のコメント
素晴らしく意義深い企画だと思います。
時代に合わせて伝え方を変え、戦争の悲惨さを伝えていく必要があります。戦争や核の悲惨さに対する意識が薄れていくことで、人は容易に戦争という選択肢を取ってしまうからです。
その点、今の若い世代が入りやすく、理解しづらい今回の企画は秀逸だと思いました。ぜひまだ見てない方は見てみてください。ホロコースト時代にインスタグラムがあったらという企画で世界的に有名になったEva. Storiesの日本版ですね。
この春にNHKのオンラインイベントに招かれ、戦争の記憶をどう語り継ぐかを議論した際に、この手法を提案しました。
あの戦争を体験したのは、僕たちと同じような日常を送っていた祖先たちで、いまと地続きなことを感じてもらいたいです。ツイートがつくられるまでのプロセスを、NHKのBS1スペシャルで丁寧に描いています。日記をもとに、日記の主と同じ行程を何十キロも歩いたり、その現場に立って何が見えたかを想像したり、日記を書いた高齢の男性が子どもたちのツイートを見て「何もわかっていない」「全然面白くない」と叱りつけたりと、大変ひき込まれる内容でした。風化させないということは、つまるところ、歴史を現代のタイムラインに常にアップデートし続けることだと思います。SNSをその媒介にしたアイデアと、それを番組に結実させた構成力は大したものだと思います。別の話ですが、レバノンの爆発を撮影した映像が次々とSNSに投稿されるのを見ながら、8月6日の時点で、スマホとSNSがあったなら、と想像をめぐらせています。