日産、6700億円の赤字に 21年3月期、コロナの影響で
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業績見通しを「未定」とする企業が多い中で、きちんと数字を出してきたのは立派。ただし、コロナ禍次第でどう転ぶか分からない(日産に限った話ではないが)。あとは巨額赤字からの収益回復あるのみ
日産の決算短信をざっと見ましたが、日産の決算の面白いところは、売上高が減少していくと、BSの流動資産、固定資産、流動負債、固定負債共にバランスよくシュリンクしていき、結果的に自己資本比率は余り悪化しないというのが特徴です。(少なくともゴーン事件以来、それなりにざっと毎回見ています)元々自己資本比率が高い会社ではありませんが、今回の赤字を受けて、前年同期23.9%から23.4%に自己資本比率が下がっただけです。
営業CFはかろうじてプラス、借入金を増やして財務CFはプラスで、キャッシュポジションは前年同期とほぼ同じ程度確保しています。
全体的に、守りの経営が上手に見えます。
戦略的な投資支出がないから、このようなBSとCFの動きなることが多いですから。
なお、日産は今期は予想だけでなく、無配も発表しています。
ルノーにとっては上納金が期待できないということですね。大手他社と比べ日産だけ突出して前年比で販売台数を落としており、売上は前年の半分。
ゴーンは論外だが、自らもゴーンの不正を見ていながら何もせず、役員の責任を放棄していた西川。やっと辞めたが、社内の派閥争いしかしていなかった無能な経営陣のつけが目に見えて出てきた。
ルノーと共に完全に負け組グループとなってしまい将来性が全くなくなってしまった。
ほとんど新型車も出していないし、長期的な存続は難しいだろう。