ヤフー、戦略立案100人を副業募集 社外人材を活用
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「これ(安すぎるけど)誰が応募するのだろう・・・?」と思ってヤフーの採用情報ページを見てみたら、詳細がありました。
2ヶ月の限定プロジェクトで、著名なヤフーのCSOやCOOから課題を出されて、課題に対するレポートを提出するお仕事とのこと。
https://about.yahoo.co.jp/hr/job-info/role/1263/
ここから私見です。
たぶんこれは、有意な人材のピックアップのための仕組みです。個人の応募者は、著名人のセミナーに無料で(正確にはマイナス5万円/月で)参加するみたいなものです。セミナー運営者のヤフーは参加者という人材プールを作り、そして課題とレポート作成を通じて「これは!」という優秀な方が見つかれば別途声がけをして囲い込んでいくのだと思います。
声がけされた方は高報酬でのオファーになるのでしょう。
発想としては、NewsPicks New Schoolで講義を持つ先生たちと似ていそうです(※)。
(New Schoolは参加費が数十万円かかりますけれども)
今時は優秀な方の囲い込みに知恵を絞らないとなりません。
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(※)部分の補足説明
NewsPicks New Schoolの先生方には、報酬数百万円が支払わられていそうです(←金額は想像です)。
でも、先生方はこんな数百万円の小遣い稼ぎをしたいのではなくて、真の目的は、「優秀な人と知り合うことでポテンシャルなリクルーティングの場にする」とか、「新規事業のアイディア集め and/or パートナー探しの場にしたい」のだと思います。
・・・こう考えないと、あれだけの方々が先生役をやるとは思えません。
例えば、先生の1人の刀の森岡氏。森岡氏の刀は、先日外部投資家より140億円の出資を受けています。
ベンチャーにおける外部資金は資本コストが高く、この140億円を例えば年率[30]%で運用する責任があると考えると、少なくともこの投資家のために年間[42]億円程度の価値を新たに生み出さないといけません(投資家は140億円の方々だけでないので、本当はもっと稼がないといけない)。
すると、先生業で数百万円を稼ぐことは、投資家に対して全く正当化できません。きっと何か別の真の目的があります。これは新手の採用手法では?
副業人材活用には、採用のお試しマッチングの意味合いもあります。月5万円×100人=500万円で、自社にフィットする優秀な人材をピックアップして採用できたらめちゃめちゃお得ですね。
さぁ、我こそはという方は応募しましょう!!100人とは大きく出ましたね!具体的にどんなマネジメントでどんなことをやるのかが気になりますね。
でも、月5万円だと、合計500万円なので、中堅クラスを一人採用することを考えれば同等ですし、こうやって広報PRにも繋げられたり、ここから優秀な人材を採用できる可能性はあるので、費用対効果としては高い施策になりそうですね。
(私含めて真似したいと思った企業も多いハズ!)