【3分解説】コロナは「ビール業界」をどう変えたか
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ビール大手4社の今年の業績、及び近年のシェア争いの経緯が分かりやすく解説してあります。私が特に興味を持ったのは1950年代からの大手4社のシェア推移。これを見ると「10年あれば業界の勢力図は変わる」ということです。これを見ると勇気が出ます。うちもビール市場を変えられると!
ちなみに、クラフトビールメーカーの私達は大手4社が怖くて彼らの市場の隙間で競争を避けるように市場を拡大していってます。コロナ禍で飲食事業、観光地事業、輸出事業は大打撃を受けていますが、それを上回る巣ごもり需要でスーパー・コンビニの売上とインターネット通販の売上は見たこともない伸びを続けています。6月の売上は前年比で140%を超えるという、この危機下で大変ありがたい状況です。今後も大手4社とは土俵を変えて「ビール離れ」とは無縁のクラフトビールを広めていきたいです。10年後が楽しみです。ビールではないのに、まるでビールであるかのように宣伝され、飲まれてきた第三のビール。酒税法によって生み出されたものですが、冷静に考えるとなんだか不思議な存在ですよね。
そんな第三のビールが、本物のビールよりも飲まれるようになりました。ビールの定義は何か、と問いたくなります。
withコロナ時代がしばらく続くと考え、そちらに合わせた戦略を取るか。afterコロナ時代がすぐに来ると考え、それに向けた戦略を取るか。多くの経営者が悩んでいると思います。特にアサヒがどんな選択をしていくのか、注目していきたいです。この記事のグラフにもあるように「箱」が単位である不思議とか、アサヒとキリンのシェア争いの泥仕合については先日書きましたのでこちらで
https://newspicks.com/news/5058218
記事については最後にあるように、チューハイやハイボールなどのRTD(ready to drink)の伸びが顕著。コカ・コーラがあげられてますが、ビールメーカーの中ではサントリーが強い領域。ビール類離れが進むなかでは「第四のビール」と捉えるべきではないか、という見方をされていたりもします
一方で100円程度で売られており、普通のジュース類より安かったりするなどはっきり言って儲からない市場。この棚をとるためにどのくらい突っ込むべきか、各社悩ましいところでしょう