落下した隕石発見 2日未明の「火球」―千葉・習志野
時事ドットコム
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今回の隕石については、大きな流星である火球として観測されていた当初から、国内の研究グループによってさまざまなカメラの映像や写真から軌道の解析がすすめられ、およそ丹沢の上空90km付近から光りはじめ、東京湾を通過して浦安市上空20kmくらいまで光っていたようです。その後、千葉県の船橋から佐倉にかけてのどこかに隕石が落下した可能性があるとされていました。隕石は数百gから最大で数kgとみられており、ほかにも破片が存在する可能性があります。
なお、元になった天体はアポロ群という、地球と軌道が近い小惑星群だろうとも推定されていて、たとえば探査機「はやぶさ」で探査対象となったイトカワやリュウグウもこれに属する小惑星です。地球を構成する元となった微惑星と先祖を同じくしているとされ、詳しく分析することで地球誕生の謎に迫ることのできる有力な証拠となりえます。破片らしき石を見つけられた方は、ジップロックのようなビニール製の袋に入れて保管し、国立科学博物館にご連絡をお願いいたします。今回見つかったのは数十グラムで、落下した隕石の比較的小さい一部でしょう。他にも見つかるといいですね、ただ一般の方には普通の石と見分けがつきにくいのが難点。南極で最も多く隕石が見つかってるのはそういう理由です。ちなみにたしか日本の昭和基地の周りは隕石がとりわけ見つかりやすい場所だったと記憶してます。