タリーズ創業者が語る「デリバリー」の難しさ
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パッと読んだら、デリバリー会社が高い手数料を取って儲けているように思えてしまいます。
UBEREATSの手数料が38%で高い、と仰っておられますが、自店で配達員を雇って配達をすると、売上の3割以上のコストがかかることはお気づきだと思います。タイトルで書かれている通り、デリバリーはそう簡単ではありません。イートインが好立地の高い家賃の場所で付加価値をつけて集客を図ると同様に、デリバリーは「すぐにお届けする」という付加価値事業なのです。
最後のほうに、
”郊外立地には、来店客用のスペースがなく配達専門に特化した「ゴーストレストラン」が増えていく。賃料や内装費を抑えるなど設備投資にお金をかけないので、ウーバーイーツの手数料が38%でも利益を出せる。”
と書かれていますが、郊外での専門店に限らず、すでにイートインで基盤を持っている店舗が、デリバリーを付加することで低リスクで売上をオンするという共存型の成功事例が多いのが事実です。
とはいえ、配達コストを下げていくことは業態自体を活性化させるために必須!ですので、工夫と努力を重ねていきます。ウーバーイーツ上陸直後から付き合ってますが、最初からこれで儲けようと考えてませんでした。
FLRコストを最小限にまで圧縮したいからやっているだけです。
飲食店はそもそも店内営業でないと、儲けは出ない前提でお店作りが必要だと考えています。
薄利多売の多売ができない時代にとっくに突入していただけでなく、コロナで回転率重視のやり方も出来なくなりました。
料理を本来の適正価格での販売に戻して、飲食店で働くスタッフ達の雇用環境を早急に改善させないと、街から飲食店がなくなってしまいます。
それに、飲食店は本来ご家庭で食べられない素材や味を提供するところであり、家事の代理店ではないと思います。
コンビニやスーパーで買えるものは飲食店で高い値段を出して食べるものではない気が昔からしていたので、これを機に薄利多売の飲食店が消えていくのは仕方ないと思います。確かにデリバリーの手数料は高いがそれは店舗の固定費も払ってお店と同じものを出すから。
"一例を挙げると、ウーバーイーツでは売上高の38%を手数料として取られてしまう"
例えばショッピングモールも売上の30%くらいは取られるが、それは代わりに集客してくれるからアリでしょう。
今までと同じで考えるから高いのであって、デリバリーを前提とするなら出店場所は便利なところにある必要はありません。席も取られませんし。
外部環境変化に合わせて顧客のニーズに応えるのが経営です。そりゃ難しいですよ。