世界で10人も理解していない? 世紀の「IUT理論」とは何か
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昨年の経済産業省「数理資本主義の時代」https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/risukei_jinzai/20190326_report.html
では、今後の第四次産業革命を主導するのは数学であると提言されています。学術研究の世界だけでなく、社会の中での数学の重要性も飛躍的に増大してきました。そんな中で、数理科学の将来を大きく変えるかもしれない、新しい理論が出現しました。IUT理論は京大数理研の望月新一教授が10年以上もの年月をかけて「ゼロから」構築した、非常に独創的な新理論です。有史以来の数学が実現できなかった、新しく柔軟性の高い数学のやり方を提案しています。今までのところ、IUT理論はABC予想の証明のみに応用されていますが、将来的には数理科学の幅広い分野の問題に応用されるようになっていくと思います。21世紀の数理科学の発展の道筋に、大きな影響を与える可能性もあります。今日から夕刊のサイエンス記事「ディープな科学」が始まります。
記念すべき第1回のテーマは、数学の超難問「ABC予想」を証明したとして話題を呼んだ、京都大学の望月新一教授による「宇宙際タイヒミュラー(IUT)理論」です。
今年4月、長い長い査読期間を経て、ついに専門誌に受理されたことが発表されました。
望月教授の長年の友人であり、1対1のセミナーで理論の構築にも立ち会ってきた、東京工業大学の加藤文元教授が解説してくれました。
IUT論文はまだ世界でも10人程度しか理解できていないという、長大にして難解な論文です。そのエッセンスを、分かりやすい比喩で学ぶことができる内容です。ぜひご一読を!
(手違いでコメントが消えてしまったので別の場所に残っていた同じ文章を再投稿します。2023年7月13日)「謎を解く人びと 数学への旅」
https://amzn.to/38EZd0o
おすすめ.フランス高等科学研究所の数学者の写真集.今までの生涯で写真集は数冊しか買ったことないが.
ときどき見てやる気を起こす.
【追記】忘れてた.
加藤文元先生の「数学する精神 正しさの創造、美しさの発見」(中公新書) https://amzn.to/3iJLom3 を先日買って積読状態だった.読みます.