三菱電機が液晶事業撤退へ 国際的な価格競争激化で
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三菱電機は、TFT液晶への参入は、シャープや日立、東芝に比べ、5年は遅く、99年が売上ピークの600億円は、日立の1/3くらい。その後、早めに、PC向けなどは撤退し、FAなど特集用途。液晶では、その前から、長年、旭硝子とJVのオプトレックス、これは京セラに売られた。あと、台湾のCPTが三菱電機の技術をベース(CRTでも)に、奮闘したが、ついに、倒産。これも効いたか。熊本の泗水工場見学したのは、私くらいだろうな。
三菱電機はポートフォリオ管理をずっとやっていて、残っていたのは中小型の僅か部分だけ。テレビはシェアが低いがやっているが、あれは液晶部分は調達(生産部分もEMSかも)。
リリースを見ても業績影響はないということ。償却とかもほとんど終わっていたか減損済みで、規模も小さいということ。すでに規模は大きくないと想像しますが、撤退巧者の三菱電機ですのでJDI・シャープなどの今後について示唆があると思います。
ところで同社のリリースタイトルは「TFT液晶モジュールの事業終息のお知らせ」。終息という言い回しは興味深い。