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ソフトバンクGが4万人超対象にコロナ抗体検査、陽性率0.43%

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    総合内科医 医学博士

    総じて言うと、全体の陽性率は0.43%と、他国の感染流行地域でみられた数字よりも低い結果となりました。また、医療関係者は1.79%と比較的高い結果でした。

    会見を見ていましたが、結果の解釈で注意するべきポイントと、この結果から得られた点の両方についてコメントします。

    注意するべき点の1つは、「抗体検査陽性」が必ずしも過去の新型コロナウイルス感染を意味するものではないということ。抗体検査は、これまでの普通の風邪ウイルスであったコロナウイルスに感染した人が陽性になるなど、「偽陽性」の可能性があります(孫社長はこの点の理解が不十分であると感じました)。

    もう1つは、「無作為検査」ではなくソフトバンクの従業員や医療従事者を対象に行った「任意提出のデータ」であるためバイアスが生じるということです。例えば、病院の中で抗体検査を受ける人を任意で募集した場合、「自分はコロナの患者と濃厚接触した」と思う人がすすんで立候補して、検査を受けたいと言うでしょう。実際の数値よりも高く出る可能性があります。

    興味深かった点は、コロナの感染が流行している地域と抗体検査の陽性率が高い地域が一致するような傾向がみられたことです。抗体検査は全く役立たないということも考えられましたが、流行度合いの指標として有用な可能性が示されました。また、医療従事者の中でも唾液や飛沫に晒されやすい歯科医師や歯科衛生士の検査陽性率は低く、マスクやゴーグル、手袋といった防護がやはり重要なのでは、という示唆もありました。

    これほどまでの大規模なデータは日本でなかったため、今後抗体検査を用いて様々な調査を行っていくうえでの基盤となるデータにはなると思います。この点はソフトバンクグループのネットワークと財力がなければなし得なかった業績だと思います。

    ちなみに最後の方は、孫社長がディスカッションに参加していましたが、孫社長が「広く浅くPCR検査を」というような主張を繰り返して専門家に同意を求めていましたが、大曲先生と杉浦先生は気まずい雰囲気で、論点をずらして大人の対応をするという微妙な空気になっていたのが印象的でした。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    突き詰めると、この抗体検査の結果は、残念ながら過去に感染したということを証明するものでも、過去に感染していないということを証明するものでもなく、今後感染リスクが高いとか低いということを意味するものでもありません。

    また、無作為に選択されたものでない以上、この数字が持つ意味も分からず、その数字を報じる意義も分かりません。

    一つ言えることは、複数報告されている数字に対し「医療関係者の方が従業員より感染率が高い」というように解釈を行ったり、意味を持たせたりしてはいけないということです。


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    産婦人科専門医 医学博士

    無作為抽出でないためのバイアスと、
    これまでの報告からすると、偽陽性がかなり含まれている可能性もあり、
    実際の抗体陽性率はもっと低いかもです。

    となると、なおさら、『広く浅くPCR検査』は行うべきではないということ。
    検査前確率がとても低いので偽陽性がかなりの数になります。

    この検査の意義は乏しいですが、数はさすがです。
    これだけの数をこの短期間で行えるのは大企業の力やと思います。
    ぜひ次は、厚労省などとコラボして、たとえば今回なら検査キットのvalidationに活用するとか、大企業ならではの強みを社会に還元して頂けると嬉しいですね。


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