【吉原直樹】「ポスト自動車社会」におけるモビリティとは
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注目のコメント
記事を書いた齋藤です。
「モビリティーズ 移動の社会学」は、「モビエボ」発想の元となった一冊です。コミュニケーション、時間、旅、働き方、、今当たり前となっているさまざまな社会現象がいかに移動の進化によって変化してきたかが解き明かされています。
裏返すと、モビエボに登場するような新しいモビリティも、未知の新しい社会につながるかもしれません。この本には、そのヒントがたくさん詰まっていると思います。
インタビューの内容は、本のごくごく一部に過ぎません。移動が変化している今だからこそ、ぜひ本を読んでみてください。『モビリティーズ-移動の社会学』を翻訳された吉原先生のインタビュー。
モビリティーズはいままさに読んでいるのですが、「移動」だけでなく「流動」という概念も加わるなど、時代とテクノロジーの変化を受けて人がどう動き社会を営んできたのかがわかる本で、論文を読んでいるみたいでとても面白いです(結構厚いので時間がかかってます。。)
記事より。
今まで、移動というのはある地点から別の地点に行くといった場合によくみられるように、線形的に捉えられていました。たとえば、地域移動といえば、地方から都会に行く、あるいは都会から地方にといったUターンとかIターンなどとして捉えられ、非常にパターン化されていました。
しかしグローバル化が進むとともに、人の移動は海外に駐在したり国内を転勤する場合でも、一方向的なものからさまざまな経路をたどったり、迂回するといった、多種多様なパターンが見られるようになっています。この本は出てすぐの5年前に読んでいましたが、その時の関心と今とでは少し異なるので、もう一度開いてみようかな。というか、ジョン・アーリ氏亡くなられていたんですね。「<未来像>の未来」の方も面白そうなので買ってみようと思います。
移動を扱った別のアプローチの本として、
「「移動」の未来」(原題"DOOR to DOOR)
著:エドワード・ヒュームズ
というう本もあります。