エイベックス松浦勝人会長が制作専念でCEO退任へ - 音楽
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文春オンラインに「大麻疑惑」を報じられているので、突き放すコメントが多いですね。でも、私はそういう気持ちになれません。「疑惑」の段階で断じてしまっていいのかという逡巡がひとつ。そして、取材した経験から好印象をもっているからです。
6年前、プレジデント誌の恒例企画「学歴特集」のなかで、「日本大学OBの出世術」という企画を立て、日本で一番多いという「日大社長」を集中的に取材しました。かなり取材を断られたのですが、そのなかで当時社長だった松浦勝人氏に取材しています。
https://president.jp/articles/-/15282?page=4
インタビューにスタイリストが同席したので、すこし驚きました(ただ、以前にゾゾの前澤友作氏の取材でも同じ経験をしていたので、そこまで驚きませんでした)。聞いた話は「創業の原点をつくった貸レコード店でのバイト」。いちおう大学生活のことを聞きにいったわけですが、
「1、2年生のときはほぼ毎日学校に行って単位を取り、割とまじめな学生生活を送っていました。それでほとんどの単位を取ってしまったので、3年生からはその貸レコード店でずっと働いていたんです」
という答えでした。なぜバイトにそこまで熱中していたのか。インタビューの内容を踏まえて、筆者の稲泉連さんはこう書いています。
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「将来は親父の会社(中古車販売業)を継ぐのかな」――数年後の自分の姿を漠然と思い描き、「嫌だな」と感じていた。だからこそ貸レコード店でのアルバイトの日々は、彼にとって大きな喜びだった。
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熱いんですよね。そこから日本のクラブミュージックを大きくしていったのは周知の通りです。
もうひとつ。国内最大手の動画配信サービス「dTV」。これの運営をエイベックスがやっていることをご存じでしょうか。
2009年、エイベックスは「BeeTV」という携帯電話専門の動画サービスを立ち上げています。これが大成功しました。もちろんドコモと組んで始めたわけですから勝算はあったわけですが、運営会社の「エイベックス通信放送」(資本金35億円)の株主比率は、エイベックス70%:ドコモ30%。ドコモのほかのサービスはドコモ主導がほとんどで、dTVは異色の存在です。
松浦氏のトラブルのことはわからないのですが、その経営手腕は冷静に評価するべきではないかと思いました。貸レコード店のアルバイトから業界に入り十分成功された方ですから、今後の人生はやりだかったことをやるということでしょうか。羨ましい人生といえますね。
大麻がらみが表に出る前に身を引くってことですかね。
あたかもやりたい事があって引退するように見えますけど、この後海外にでもいくんじゃないですか?
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