バンクシー、医療従事者を称賛する新作を公開。サウサンプトン総合病院で展示
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バンクシーは人が変わったとしか思えない。
沢山の人の推測のような、どのメッセージだとしても、、、アートの力を感じない。
作品に関してあーだこーだ言う資本主義の権化の我々こそが、彼の敵であって、そういう人達は今後のビジネスを行う上で衛生管理、医療従事者への感謝は必至であって、忘れる人は少ないだろう。
しかし、本来の彼は医療従事者への感謝を忘れてしまうような、その日で手一杯のような弱者の味方の筈ではないだろうか。
そんな人達に「忘れるな」というメッセージを送るだろうか。。
10年近く前に、パレスチナまで彼の作品を観に行った。
風景の中に溶かされて、ほぼ消されていたり、風化していたりしている痛々しく、人も居ない場所で、ただそこに「在る」彼の作品群が、
私にとってのイスラエル、パレスチナ旅行のただの観光では終わらない深遠さを生み出してくれた。
今、本当に我々はアートの力を求めているように思う。
注目のコメント
バンクシーのコロナ関連2作目。「今までとはヒーロー/ヒロインの定義が変わるよ、ゲームチェンジが起こった」という意味合いの作品を作った模様。
バンクシー本人のインスタアカウントで公開されているので、本物であるのは間違いなく、また、今後オークションにかけられ売上は保健機関に寄付されるとのこと。
現代アートはコンセプトやストーリーを展開するのが特徴の美術だが、今回のはまさにわかりやすくその例ともなっている。
現在はイギリスの病院に掛けてあるそうだが、医療従事者たちは鼓舞されているとのこと。
誰彼選ばずウイルスは人を蝕むので、物理的な腕力の持ち主だって歯が立たない。まさに世界中で現在ヒーロー/ヒロインは医療従事者たちなのだ。
追記
医療従事者の使い捨てへの問題提起なのか?と仰られている方がいらっしゃいますが、それはないと思います。
なぜなら、バンクシー自らがこの作品を「Game Changer」とタイトルをつけているからです。使い捨ての問題提起ならもっと違うタイトルになったはずです。
物理的腕力では太刀打ちできない敵が人類に襲いかかっている今、ヒーロー/ヒロインは医療従事者になった、とわかりやすく言っているのですね。
追記2
皮肉があるとすれば、今回の件で、ヒーロー/ヒロインが「黒人(看護士には低所得者の黒人が従事しているケースが欧米では多い)」の「女性」になったよ、ということではないでしょうか。描かれているのが敢えての黒人女性看護士ですね。今までは真逆のポジションにいて、あなたたちはヒーロー/ヒロインとして目を向けていなかった人種に助けられていますね、と。バッドマンもスパイダーマンも白人の男性です。まさに大胆なGame Changeです。いつもリアルなタッチのバンクシーに慣れてるので、この看護師人形の目のコミックタッチが新鮮です。
5/12はInternational Nurses Dayというタイミングもあってのことなのでしょうか。医療従事者の皆さんには感謝してもしきれません。アートでの医療現場への応援、粋ですね。
医療従事者が最前線で頑張っているのはもちろん、省庁や自治体・保健所の方々も身を粉にして尽力して下さっているはずで、そちら方面への感謝の声も届けたいですね。