3月輸出、コロナで11.7%減 米国向け急落、輸入マイナス5%
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【3月輸出、コロナで11.7%減】
財務省が20日発表した貿易統計(速報、通関ベース)によると、3月の輸出は前年同月比11.7%減の6兆3579億円だった。新型コロナウイルスの世界的な大流行で、経済活動が抑制されたためで、特に米国への自動車などの輸出が大きく減った。下げ幅は、英国のEU離脱問題など海外経済の不透明感から円高が進んだ2016年7月以来、3年8カ月ぶりの大きさだった。感染終息が見通せない中、世界的な貿易の収縮が止まらず、影響の長期化が懸念される。
世界全体からの輸入は5.0%減の6兆3529億円。原油価格の下落などで液化天然ガス(LNG)や石炭が減少した。
▶一部の大企業は何とか生き残ると思うが、ほとんどの製造業は危険な状態であるように感じる。流通網が止まってしまったのでは手の施しようがない。特に貿易に関しては、サプライチェーンの中で多くの組織、従業員が関わってくるので損失もコストも大きくなりそう。
注目のコメント
3月は、コロナの影響で輸出11.7%減、輸入マイナス5%でした。日本は食品等の生活必需品を輸入で、自動車等の加工品を輸出している構造なので、この数字になってしまいます。長期的に考えると食糧自給率、エネルギー自給率を高め輸入に頼らない形にしていかざる得ないと思います。また、加工品だよりだった輸出についても、新たな必需品の輸出をたかめていかなけらばなりません。日本も今後、産業構造を変わり、それにとももなって人々の働く場も変わっていくことが予想されます。
輸出の方が落ち込みが大きいのは、日本が加工組立品のような不要不急品を中心に輸出している一方で、生活必需品を多く輸入しているからです。
これでリーマンの時のように、世界的な不況の時は海外よりも輸出ー輸入の外需が大きく落ち込み、GDPがより大きく下がることになります。米国、EU向けの輸出は、すべて減少。一方で中国向けの半導体製造装置や自動車は本当に底堅く輸出は若干増えている。今年は、公共投資一本足打法かと思っていましたが、民間部門では半導体(5gやデータセンター需要)が崩れたら経済はよりまずそう‥