出生前診断でダウン症児を中絶するのは「ずるい」ことなのか - 子供の五体満足を願うのは身勝手か
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コロナ禍で「生命倫理」について考えることが増えました。そのなかでも難題である「出生前診断」を掘り下げたインタビューです。私が書いたリードは以下です。
出生前診断の「誤診」でダウン症児を産んだ母親がいる。その子は生後3カ月で亡くなったが、母親は子供が「生まれてきたこと」自体が誤りであるとして、医師と医院に損害賠償を求めた。ノンフィクション作家の河合香織さんは著書『選べなかった命』(文藝春秋)で、この母親の声を丹念に拾った。取材・執筆に5年をかけた河合氏の思いを聞いた――。
筆者の河合さんはダウン症の当事者ではありません。しかし出産を経験し、妊婦健診で子供がダウン症で生まれてくる可能性を指摘されたことがあります。そのとき子の五体満足を願ったという経験から、河合さんは「美しい言葉なら誰でも言える」といいます。
聞き手は石戸諭さんです。ぜひご一読ください。