皇位継承で「旧宮家復帰」聴取 政府が有識者ヒアリングで 論点整理への明記が焦点に
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まずは「男系男子」のみを【何故】続けてきたのか?という議論が必要だと思います。
少なくとも千年以上はその仕組みがあらゆる変化に耐えてきたのです。
「えー、だって時代が変わったじゃん」は、変化させる理由になりえないと思います。
また議題を
【女系天皇を認めるべきか?】
とするのは止めて欲しいです。
議題は、本質である
【一般男性でも皇族になれるのを認めるか?】
と言う名称に変えた方が良いです。
「女系天皇」という言葉を使うことは、"女性天皇と女系天皇の違いは何か?"のように、少なからず「本質的かつ具体的に何が問題で、何を変えて、何を認めるべきなのか?」の意味が不透明になるように思います。
議題を【一般男性でも皇族になれるのを認めるか?】とした上で、議論にあたっては、一般男性が皇族になるべく競い合うシステムの方が好ましい理由があるなら、その観点で述べるべきです。
私は一般男性が皇族になるべく競い合うシステムは採用すべきではないと思います。
諸外国歴史を見るにつけ、男性は皇位を争って色々な「政治」を仕掛けるので、まずロクな結果にならないと思われます。
男女差別云々の問題で言うなら「女性天皇の存在も認めるべきかどうか?」のはずです。
女性天皇は認めるべきと思います。
仮にトランスジェンダーの天皇を頂いたとしても、男系であれば認められるべきだと思います。
しかしながら、女系天皇を認めるべきか?とは、性差の問題ではなく、「一般男性でも皇族になれる仕様」という、システムの問題だと認識すべきと思います。Y染色体については英国王リチャード三世(1452-1485)の事例は大変に興味深いです。
ボズワースの戦いでの戦死後その遺体は長らく行方不明となっていましたが、2012年の発掘調査で発見された遺体が研究の結果リチャード三世本人のものと結論づけられました。法医学的にその身体的特徴や死亡時の状況が伝承と見事に一致したことと、最終的にはリチャード三世の姉から家系図で女系を辿れる現代の女性2名と遺伝子を比較した結果これが一致した事が決め手となりました。
他方で男系は、現在のサマセット家とリチャード三世は家系図上ではエドワード三世(1327-1377)を共通の祖先として持ちます。そこでサマセット家から男系を辿れる複数の現代人と遺伝子を比較した結果、Y染色体の遺伝子は一致しない事が判明しました。これは家系図に書かれたのは異なる父親がどこかの世代にいたことを示します。
このリチャード三世の事例は現代まで辿れる国王のDNAが研究されその結果が論文として公表された最古の人物の一人だと思いますが、遺伝子から本人の相貌を推測したりなど歴史好きには大変エキサイティングな研究です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4268703
ここで現在の旧宮家はその全てが伏見宮の系統に属し、現在の皇室とは伏見宮貞成親王(1372-1456)を男系の共通の祖先として持ちます。つまり男系が分岐した年代などの事情がリチャード三世の例と非常に類似しているのです。単に男系の距離で比較すれば現在の皇室と旧宮家はリチャード三世の事例よりも更に何百年も遠くなります。
このような事情もあり、旧宮家の男系について語る場合は家系図の範囲に留め、Y染色体云々は取り上げないのが無難ではないかなぁと常々思っています。皇位継承に関しては、天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下、並びに皇室の意見を統合した上で、政府がそれを実現するために動くのが筋だと思います。
間違っても何の関係も無い第3者でしかない御用学者の意見など不必要です。
旧宮家は旧宮家同士でコミュニケーションもあると竹田先生も述べられており、いざ皇室復帰となってもそこでは問題ないと思いますが、必ず反対する勢力は出ることでしょう。
全く筋も合理性も無い狂気じみた意見なので、一切無視して構いません。