【高橋祥子】経営のヒントは「生物の生存戦略」にある
NewsPicks編集部
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福岡伸一さんの名著『生物と無生物のあいだ』を、高橋祥子さんに解説していただきました。現在まで残っている生物は、熾烈な「生存戦略」を勝ち抜いてきたものばかり。だからこそ、ビジネスにおける経営戦略や組織運営のヒントが豊富に隠されていると高橋さんは言います。
収録時はまだ新型コロナウイルスも流行していないときだったのですが、ウイルスは「生物の特徴も、無生物の特徴も持っている」と言われます。まさにウイルスの本質を読み解く上で、今こそ手に取る価値がある一冊だと思います。『生物と無生物のあいだ』当時読みました。もう「動的平衡」という単語ぐらいしか記憶にありませんが。番組で話されているように組織運営に通ずる応用範囲の広い便利な概念です。人の出入りがありつつ会社としては形を保ち続けるところが、会社もいわば生物のようなものだという話ですね。
例えば、単細胞生物の集団があたかも一つの意思のもとで行動しているかのように見える話が好きなのですが、その比喩なんはか個人と組織にもまさに当てはまると思ってます。マネジメントしてても、別々の細胞であるはずの右手と左手を見事に連動させて動かす人間を例に考えたりします。
高橋さんの挙げられてる話がどれも興味深くて、どれだけでも飽きることなく聞けそうです。「生物のKPIは探索の数(not成功の数)」とか「出産前の一時期の環境が子の遺伝子に影響する」とか、もっと知りたくなることの連続で、思わず声に出して「面白い!」と言ってしまってました。