【プレスリリース】カエルとヘビの膠着状態のメカニズムを説明 -双方にとって後手に回って行動することが有利となる-
日本の研究.com
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コメント
注目のコメント
A game of patience、面白い。
=引用=
<研究者のコメント>
カエルが逃げずにとどまっている様子は、生存する上で一見不適切な行動をとっているようにも思えます。しかし、この行動こそが実は効果的な戦術になっていたという本研究の結果は、私に動物の生存戦略の奥深さを感じさせるものでした。ヘビににらまれたカエル」という言葉は、恐怖に飲まれて動けなくなっている状況の喩えとして用いられていますが、むしろ、危機をうまく切り抜けようと虎視眈眈と相手が動きだす瞬間を狙っている状況の喩えとして用いる方が、生物学的には正しいのかもしれません。
<論文タイトルと著者>
タイトル:A game of patience between predator and prey: waiting for opponent’s action determines successful capture or escape(捕食者と被食者の我慢比べ:相手の動き出しを待つことが捕食の成否を決定する)
=引用終わり=納得感はあるし,興味深いですね。
蛇は負けないので,命がけレベルなのは専らカエルだけのはずですが,蛇は蛇で,ワンチャンスを大事にしているという感じなのでしょうか。
・・それにしても,陸上で生きているのに足がない蛇は,どうにも不気味で苦手です(ネットで検索してみると,太古の時代には足があったようですが)。なるほど!面白い。まさに「後の先」ですね。お互い初動作後のスキが大きすぎるので、先手必勝の制空権に入るまでは行動できなくなると。単にカエルが速い動きにしか反応できないってのもありそうだけど。