【ドキュメント】食べログ、「点数問題」の裏側
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新型コロナウイルスの影響で、飲食業界はそれどころではなくなっている面もありますが……。3月18日に、公正取引委員会から調査報告書が発表されたグルメサイト。
代表格である食べログは、プラットフォームのような役割も果たしてきました。その付加価値の一つが信頼性だとすると、営業最優先の体制は改善した方が良いのかもしれません。
最近は飲食店をいじめているかのような記事が出ることも多いですが、「点数によって飲食店を相対評価する」という仕組みが、人々のお店選びの形を変え、広く知られていない飲食店にチャンスを与えた側面もあります。
また、月間利用者数がダントツトップであることから分かるように、そもそも食べログの影響力を増大させてきたのは私たちユーザーであることも、批判する前に考えなければならないでしょう。
味、雰囲気、ポスピタリティ、価格、スタッフとの人間関係……。お店の評価の基準は多様で、人やシチュエーションによっても変わります。そう考えると、食べログ内で高級路線のフレンチと、安さを売りにした定食屋が一律に評価されているのは、不思議にも思えてきます。
食べログのようなサイトを上手く使いながら、自分自身の味覚や好みと、とことん向き合ってみる。安くて美味しい料理を楽しめる日本だからこそ、そんなグルメ生活を送りたいものです。もしGoogleが同様のサービスをやっていたらどうなってるかな、という観点で見るとおもしろいと思う。恣意的な評価はなくなる一方で、あまりにも多くの「素人」の投票になってしまい、まったくランキングとして信頼できないものになってしまっただろう。実際ググったときに出てくるお店の評価はまったくアテにならない。この辺のバランスをどう取るかがグルメサイトの最も難しいところなんだろう。食大国の日本初のミシュランを越える信頼性の高い仕組みに進化して欲しい。
売上構成比を見たのですがこのモデルが点数問題になってしまう根本はビジネスモデルがコミッションではなく飲食店販促と広告であることです。コミッションモデルならば店舗が儲かれば食べログも儲かるという形を作れますが、販促・広告モデルでは売れても売れなくても販促・広告だけ売っておけば良いとなってしまいます。掲載順位と点数を買うというモデルでは利用者が置き去りになってしまい最終的にはユーザー離れが起きるかもしれません。単価の安い飲食にコミッションモデルが向かないというのはもっともなのですが、売り上げ連動のインセンティブをつけるとまた違った展開もあるのではないかと思います。