フランスが新型コロナで打撃を受けるスタートアップ救済に約4780億円注入
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フランス政府によるスタートアップ支援の金額とスピード感が話題になっています。
2013年にフランス政府はフレンチテックというスタートアップ支援活動を開始し、いくつかあった政府系の中小企業支援金融機関もBpifranceに一本化し、以後、幅広い機関・企業と連携しながらスタートアップのエコシステム支援を行っています。
フレンチテックといえばCESなどに大きなブースを出していることでも有名ですが、補助金形式でお金と場所を提供するだけではなく、企業や人のネットワークを活用したきめ細かな支援を行っていることが特徴です。
当社ではXR分野での活動を通じて韓国、台湾、カナダ、オーストラリアのスタートアップ支援機関と交流があり、各国のスタートアップ支援の進め方を見ていますが、フレンチテックの支援は一味違います。
他国の機関の活動範囲は、日本での展示会への出展、日本の関係者とのネットワークイベントの開催などに留まります。(それだけでももちろん貴重な活動ではあります。)しかしフレンチテックの関係者は、日本の企業との個別商談のアポイント調整までアレンジし、日本に連れて来たスタートアップが「来ただけでは終わらず」次にサポートを提供していることに驚きました。
今回の施策も長年の地道な活動の積み重ねの上に実現しているように感じます。これから日本でもスタートアップ支援の施策が展開されることと思いますが、フランスから学ぶべき点は多いと思います。
注目のコメント
フランス羨ましい... これは日本でも是非やって欲しい!!
スタートアップが操業停止を余儀なくされた場合、国は解雇を回避するために短時間労働制度を用意している。従業員の給料の84%を国が補填する。
借入可能な額はフランスで雇用している従業員の給与2年分もしくは年間売上高の25%のいずれか多い方となる。
新たな資金調達ラウンドの最中だったスタートアップは、BpifranceのPIAを通じて橋渡しの資金を調達できる。