全国600農協の4分の1が赤字転落、農業の主役は「企業」へと交代する
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注目のコメント
記事では触れられていないが、野菜が儲からなくなった一因として『輸送コストの急上昇』と言う要素が大きい。特に野菜に関して都市部近郊以外の価格の没落が激しい。これは今注目のLEDを使った野菜工場でも同じで、補助金を受けた1日3万株などの地方に立地する大型野菜工場で稼働率の高い所など見たことが無い。
JAは本業を疎かにしていたわけではなく、本業が儲からなくなったので金融中心にならざるを得なかったわけだが、結論はもっと冷酷で、野菜などの農業は大都市近郊でないと成り立たなくなり、「企業」も地方の農業を助けてくれる訳ではない。と私は考えている。アンケートに答えたところ「中小キラリ農家」10位に選んでいただいたようで
ありがたいことではあるのですが
正直テレビの美味いラーメンランキングぐらいのニュアンスで見たほうがいいランキングだなと思います。w
雑誌的には「儲かる!」というところを全面に押し出さないと売れないから仕方ないのかも、ですが
純粋に短期的利益を追求して参入してもほぼ間違いなくうまくいきません。
艱難辛苦をこえてなんとかモノになる。
そこからさらに数10年、数100年、地面にへばりつき持ち堪えながら、酸いも甘いも受け止めつつやるのが農業だと思います。
それを通して得られる資産はまさに社会そのもの文化そのものですので金銭的価値には変えがたいものであります。
JAは組合ですので地域が生き残るために生み出した一つの方法論であり、時代が変われば形態も変わるでしょうが
本質的には土地に縛られて生きる農家の互助組織的なものは不滅でしょう。
ということで、周囲1000年以上続く農家子孫に囲まれながら、国立市谷保でまだ10年の私なんか小さな点に過ぎません。小規模農家、兼業農家に支えられてきた地域農協は、効率化、大規模化の波の中で、その存在意義が失われつつあります。新しいことをやろうとしない、むしろそうした新芽を摘んできたツケがまさに顕在化しつつありますね。販売中のマガジンX4月号では日産自動車が応援する宮城県のイチゴ生産法人を取材しています。