アマゾンの実店舗、もう7種類に--狙いは何なのか
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Amazonは小売店でも普段どおり、あらゆる形態を試してパフォーマンスが高いものを残す戦略。
レジなしコンビニAmazon Go(25)、そのスーパーマーケット版Amazon Go Grocery(1)、書店チェーンAmazon Books(21)、キオスク型Amazon Pop Up(5)、注文した生鮮品受け取りAmazon Fresh Pickup(2)、Amazon.comで高評価の商品を扱うAmazon 4-star(11)、そして高級スーパーのWhole Foods Market(500)。さらにこれに加えて、大学のキャンパスに設定されているAmazon Hub Counterがあります。
米国で4-star、Whole Foods、Hub Counter、Go等を体験しましたが、それぞれ個性があって、性格の異なる店舗であることはすぐに分かります。なかでも4-starはBooksのように、主力のオンラインでのレビュー評価をリアル店舗に持ち込むことで、不思議と魅力的な店に見えてしまいます。トライアンドエラーを行い、確度の高いサービスを創ろうというのが趣旨であろう。
リアルビジネスの場でもそれを徹底するというのは結構難しくて大変なことだけどさすがAmazonだと言いたい。
我々も新規事業を行うときに、たくさんの仮説を持つべきなのですが、その仮説をいかにして早く検証するかはとても大切。
なぜならば仮説が生まれた背景にはそのタイミングというものがあり、そのタイミングで仮説検証を行わないと、その仮説が正しいかどうかの判断が難しくなるからです。
こういう企業のこういう姿勢は本当に見習うべき。
だってAmazonだって超巨大企業であり、超巨大企業がこういうことをできるわけですから。
大企業病だなんて言い訳してちゃダメすよね!!ベゾスの言葉に
「リスクを取ろう。リスクを敢えて取るようにしなければならない。もしあなたがノーリスクのビジネスアイデアを持っているなら、それはおそらく、もうどこかで誰かがやっている」
と言う言葉があります。小売業の衰退により一見非合理にも思えるAmazonの参入ですが、まさにこのリスクを敢えて取りに行っているように思えます。本記事にもある様、様々な形態の小売業を出店しその中で上手く軌道に乗せられるモデルを探るテスト段階なのでしょう。
その上でも、小売の頂点であるウォルマートと真正面からぶつからないやり方が非常に戦略的ですね。
個人的に、Amazon4starsは初耳でしたので、かなり興味深いです。