【おさらい】教養として学ぶ、歴代「アメリカ大統領」10人
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米国の大統領制は、18世紀末にできた制度が現在まで続いているわけで、それだけよくできた制度であるといえます。フランスの場合、同時期にできた共和制が、何度も帝政や王政に替わって五転六転しています。ロシアでつくられた共産党支配体制は、70年ほどしか持ちませんでした。
米国の統治制度の歴史上最大の危機は、1861年に始まった南北戦争だったでしょう。それを乗り越えてなお存続したことこそ、米国の大統領制の優れていることを証明しています。
現代の視点で見ると、ウィルソン以降の20世紀からの大統領が重要であるのはやむをえません。しかし、歴代大統領の中で、後世への影響力が最も大きいのは、おそらくここでは選ばれなかった第3代大統領、ジェファーソンでしょう。独立宣言の起草者ジェファーソンは、原則的な共和主義者で、米国に当初多かった米国を王政にしようとする派を激しく批判しました。ジェファーソンのグループはリパブリカンと呼ばれ、(現在の名前とは逆ですが)現在の民主党の先祖ともいえます。アンドリュー・ジャクソン大統領もこの流れといえます。
米国の大統領制は、歴史の中で度々試練にさらされてきました。そのたびに、リンカーンやフランクリン・ルーズベルトらによって修正・調整されながら、存続してきました。
200年間の間で、経済も、必要とされる軍隊の規模も大きく変わり、人種についての価値観も変わりました。その度に適応できる人物を大統領に選べたことこそ、米国の大統領制の優れた点です。一貫して主要な争点は、大きな政府か、小さな政府か、だったでしょう。20世紀は急激に大きな政府が必要とされるようになり、大統領制の危機が度々起こりました。政府があえて経済に介入することをも主張するジェファーソンの思想的基礎が無ければ、大きな政府への変化という適応はむずかしかったでしょう。もっとも、ジェファーソンの場合、銀行と大資本、工業化社会が国民の平等を脅かすことを恐れ、農業主体の社会をつくりたかったから、ではありましたが。スーパーチューズデーでバイデン氏が盛り返したことで、民主党の指名争いは更に熱を帯び始めています。
特集3日目の今日は、トランプ大統領の前任者たち、歴代大統領にスポットライト当てます。
絶大な力を背景に世界の運命をことごとく塗り替えてきた彼らはまさに「世界史の主役たち」です。
この記事では、歴代大統領の功罪から世界史の重大トピックを紐解きます。朝からモチベーションを上げてくれる歴代大統領の名言も入れてみました。気に入るものはあるでしょうか。
余談ですが、僕がオススメのアメリカ政治にまつわる映画ベスト3は…
1位「スミス都へ行く」政界に担ぎ出された純真な若者がワシントンの腐敗を目の当たりにし、立ち向かう話。ルーズベルトの死後、トルーマンとの権力闘争に敗れたヘンリー・ウォレスが題材との説も。
2位「13デイズ」キューバ危機を克明に描いた名作。ケビン・コスナー出演作。
3位「マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選」ご存じマイケル・ムーア監督の作品。
あと、映画以外ではスティーブン・キングがケネディ暗殺を描い「11/22/63」です。ちょっと不気味だけど面白いです。みなさんもオススメの映画があれば、是非教えて下さい!子供も分かる、探究学舎とかでも使えそうな分かりやすい歴代大統領史!息子への説明にも良さそう。
ちなみに、レーガン大統領時にアメリカにおりましたが、その時、幼稚園での男子の夢no.1は
"the President of the United States of America"でした。
帰国して、「将来の夢は総理大臣!」という男子にも女子にも会ってないので、アメリカ独自の感じかと思ってましたが、多分そんな子も減り、トランプ大統領になってからは、さらに変化しているのものと思います。