厚生労働省の職員「多忙でメンタルをやられた人もいる」 新型コロナ対策の現場で何が起きているか?
BuzzFeed
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今はたまたまコロナ対策が話題のタイミングだから、厚労省の方々の状況に即して語られていますが、官僚の方々の恒常化した激務ぶりは、心底気の毒に感じます。
大学来の友人も含め、直接のお知り合いは、個々には非常に高いパブリックマインドを持ち、なおかつ極めて優秀な方が多いと感じるのですが、集団としてはこういう状況に陥ってしまっている状況を見聞きするに、なんとも悲しい気分になります。
大学4年生の冬学期、法学部の授業にいらした人事院の方から、なぜ官界を志望しなかったのかというアンケートを取られたことがありますが、常人には志す理由が見つからないと、ド正直に回答した覚えがあります。
一般の事業会社で働いていれば、報われる機会が多々あったであろう人たちが高い志を持って働いているのですから、せめて建設的な業務に取り組める場であることを願います。世論のガス抜きとルサンチマンで国家公務員を減らした結果の有事対応がこの現状。公務員は得をしている、けしからんと思ったことのある人に特に読んで欲しい。
そして、一斉休校に対する評価も、そうですよね…って感じ。こういう情報を知っておくこと、そしてその上でコメントなり発言をすることはとても必要だと思います。そして国会議員もテレビ新聞も政府も、思ったほど質は高くないことを認識した上で、自分の論理で判断する力を身につけるべきです。メディアリテラシーを高めるコツの一つは、乱暴に言い切ったり強く非難したりするような識者の言うことを安易に信じないことです。たとえその意見が正しくても、不安を煽るような表現をすることが間違いだからです。