お金の流れは「地理」からわかる―世界を楽しく、深く読み解く方法
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インドネシアについては人口が単に多いということだけではなく人口が若く、増加傾向にあることが大事でこれが内需主導の経済成長を支えます。
因みにインドネシアもアイスランドと同様に地熱発電が多数存在します>> 地理を学ぶことは、現代世界で目にするありとあらゆる分野を学ぶこと
地理的な環境条件は政治経済、安全保障において重要な要因となっていることから地政学という学問も研究されています
中国がなぜ軍事的に尖閣諸島に領土的野心を強めているのも、あの海域のプレゼンスを強める事が中国の国益に適うからでもあります(世界地図を逆転させて見ると、日本が中国に覆い被さっているかのように海洋進出の障害物となっています)
そしてコロナウィルスで武漢の都市が封鎖されている事の問題点は、あの都市が三国志の時代から交通、物流の要所であり(だからこそものづくりメーカーが多い)、あそこを通って周辺都市の物流が回っているので、今回のコロナウィルスによって経済的な影響も大きく、深刻な事態となっています経済や世界情勢を読み解くとき、筆者の指摘の通り「地理」は非常に重要な要素であることは間違いない。政治や経済は、時代とともに変遷していくが、地理は基本的には不変だからだ。
人類の歴史は、自然との対峙の歴史といっても良い。その対峙してきた叡智の塊が「地理」であり、地形や地質、気候等を基礎とし、産業や交通、文化等の幅広い領域をカバーする学問に至っている。
昨今、「地政学」や「地政学リスク」という言葉を目にすることが多いが、日本では「政治学+地理」と捉えらえている節がある。
本来は「地理+政治学」であり、地理という普遍的な要素を基礎に政治を読み解く学問と捉えるべきと予てから考えている。筆者が地理から経済を読み解くことを提唱するように、「地政学」を考えるときも、政治を入り口にするよりも、地理を基礎に読み解いていくと、より深い理解が得られるし、各国首脳の内在的心理にも近付けると思う。