河井議員夫妻側に1億5千万円 自民党本部、昨年7月参院選前
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ウグイス嬢への法定限度超えは許されないが、この件に関して河井陣営に落ち度はない。
問題なのは、同時に公認していた溝手陣営とは10倍近い露骨な違いがあったこと。安倍首相は溝手氏に嫌悪感を持っていたことは広く知られている。首相に反発すれば、こうした制裁を食らうこととなり、誰もがそれを恐れて首相に“忖度”するようになる。
この件に関して説明責任を求められるのは河井陣営ではなく、自民党本部だろう。昨年の参院選広島選挙区は改選数2に対し、自民党が当時現職だった溝手顕正氏と新人の河井案里氏の2人を立てて議席独占を狙った戦いでした。ベテランの現職はもともと知名度もあって支援態勢がとりやすいのに対し、県議だった河井氏は全県的な知名度が乏しく、相当に厚めのてこ入れが必要と判断される情勢にあったことは間違いないでしょう。
一方で、全国一斉に行われる大規模な参院選で特定の1人の候補のために、これだけの資金を党本部が提供することがよくあることなのかどうか。そのあたりは国会議員や選挙実務経験が豊富な方の意見をうかがいたいところです。ほかの方のコメントにあるように、広い全県選挙は過酷で、ポスティングやポスター貼りをするだけでもおおごとです。手弁当で戦ってくれる人たちを束ねた組織力がなければ、それだけお金の力に頼らざるを得なくなるという側面はあるのだろうと思います。これは違法な話ではないでしょう。
ただ、政党本部による露骨な選挙資金対応があきらかになったことで、本部に逆らえば、蛇口のコックは簡単に閉められる(逆に言えば取り入れれば蛇口は壊れるようにお金が出てくる)ということが、うわさや・忖度の話ではなく事実だったことが可視化されたということですね。
自民党議員は、(特に安倍シンパではない人は)震え上がった人が多いのではないでしょうか。