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早稲田大学・入山教授「“ゼロイチ”なんてウソだ」

日経ビジネス
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  • ルーセントドアーズ株式会社 代表取締役

    ”ところがどうしても企業、組織は本質的に、「深化」に偏ってしまう傾向がある。なぜかというと、人間は認知に限界があるので、どうしても目の前で組み合わせたものだけを深掘りしてしまいます。そして何より、「探索」をするのが実際は大変なのです。
     遠くに行って幅広くいっぱいものを見てくることは、無駄に見えるし、時間も人手も金もかかる。知と知の新しい組み合わせなので、失敗も多い。そして何より、どうしても目の前で儲かっているところを深掘りして、予算を達成しようという話になる。
     今、日本の“大企業あるある”は、新規事業本部とかイノベーション推進室をつくって、最初の1~2年は鼻息荒く、若手を抜てきしてこの知の探索を頑張ってやる。でも、3~4年すると社内で不穏な空気が漂ってくる。「あのさ、イノベーション推進室のやつら、金ばっかり使って成果を出していないんじゃないか?」。その結果、3年目、4年目になると予算を減らされて徐々に消えていってしまう。
     知の深化に偏るのは一見、悪くなさそうに見える。もうかりそうなところを深掘りするから、短期的に少し業績が良くなるからです。だけど、これからの時代に決定的に重要な知の探索をなおざりにするので、中長期的なイノベーションが枯渇するんです。これは専門用語で「competency trap(競争力のわな)」といいます。
     イノベーションが足りないといわれる理由は様々あるでしょうが、本質的には多くの企業が知の深化に偏りすぎて、「competency trap」に陥っているからだと思います。そして、このままだと、先ほどからお話ししている理由で、そのような会社は早晩なくなりますので、何とかして知の探索を促す仕組みをつくることが重要になのです。”


注目のコメント

  • バッテリー スペシャリスト

    (引用)
    経営共創基盤の冨山和彦さんに先日、「入山君、今、日本でことごとく産業がつぶれていっているよね? これ、どういう順番でつぶれているか知っている?」と聞かれたんです。「どういう順番なんですか、分かりません」と言ったら、「いや、簡単なんだよ、デジタルが入っているところから順番につぶれているんだよ」と言われて、ああ、なるほどと思いました。

     最初にやられたのが電機で、流通、メディア、そして今、自動車にきています。これから数年以内には製薬にも及ぶでしょう。最後まで残るのが、おそらく素材。なぜかというと、素材は一番、デジタルから遠いからです。
    (引用終わり)

    素材は確かにデジタルが入りにくい業界かもしれませんね。原子レベルでの第一原理計算や結晶構造の離散幾何解析などが登場して、マテリアルズインフォマティクスやマテリアルズインテグレーションといった動きがありますが、それを更に組み合わせると爆発しますからデジタルで予測しきれない面は確かに有ります。が、これも数十年後にはどうなるか。


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