慰安婦問題「日韓合意は違憲」の訴え却下 韓国憲法裁判所
NHKニュース
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今回の判決を文政権に対し司法が独立した判断を下したものと評価する声もありますが、実際の判決文は全く逆です。
韓国の憲法裁判所は、判決文の中で慰安婦問題に対する不可逆的な解決を図った日韓合意は、条約や協定締結に必要な書面交換も国会同意も経ていない「政治的合意」にすぎず、「効力も不明」だと指摘、「法的な履行義務がない」としています。
つまり憲法裁判所は、日韓合意が合憲だと言っているわけでは全くなく、合意自体に法的な履行義務がないのだからそもそも元慰安婦らの権利侵害はなく、違憲かどうかを判断するまでもないとしただけです。
これは文政権が事実上日韓合意を放棄したのと全く同じ法理です。
しかし一国の政府同士が結んだ合意が韓国国内法では履行義務がないとされるというなら、今後韓国とのいかなる合意も全て拘束力がないことになり、日本としては到底受け入れられるものではありません。
日本政府は韓国のこうした態度に対し、更に厳しい対応を求められることになるでしょう。これは元慰安婦と韓国政府の間の問題なので、日本政府としては何らアクションを起こすようなものではないが、飛び火しないように注視しておく必要はあるだろう。