経営幹部1000人に学ぶ「後悔しないキャリアリスクの取り方」
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私のことになります。
私は中学生の時に世の中に役立つ仕事をしたいという理由で、理系の研究職を目指しました。中学生的な発想ですが、滅亡するであろう人類を少しでも存続するために。
確かに、研究職は世の中にいつか役立つ仕事です。ですが、それがいつかは分かりません。
私が自然科学に取り組んでいたこともあり、大学・大学院で研究を進めるにつれ、それがはっきりと見えるようになり、自分が生きている間に成果を見たいという理由から研究から離れました。
そして、社会人になる際の軸も、世の中に役立つ仕事ということで戦略コンサルティングを選びました。
戦略コンサルティングに従事するにつれ、評価をしてもらい昇進もしましたが、今度はクライアントのために役立ってはいるが、世の中に役立っているのかという疑問が浮かびました。特に、初めのコンサルティング会社は利益重視の会社でしたので。
これでは、私の初志を貫徹できないと思いましたが、その一方、コンサルティングという仕事は自分の天職であることも自覚しました。
その後は、世の中に役立つコンサルティングを探し求め、行き着いたのが、現在、行なっている社会課題解決のコンサルティングです。
社会課題解決においては、国民の視点に立ち、根本課題(環境や食料の問題、業界間・業界内のひずみなど)を政治、行政、民間を巻き込んで、解決しにいくものです。民間だと個社の利益があるのは分かりますが、個社が立っている環境を抜本的に変えなければ、新たな利益はないという考え方です。
当然、誰しもが解決できていないことなので、極めて難しいです。しかし、だからこそ、研究するに値し、結果として、社会に役立てるものだと考えています。
言いたいことは、好きこそ物の上手なれ、そして、為せば成るです。
地位や名誉ではなく、自分が好きだと思える仕事を探し見つけ、追求する。
それに尽きるのではないでしょうか。ここに列挙されていること、全部やりました笑。
アメリカと日本では事情は大分違うとは思いますが、
一応取ったリスクをキャリアと共に振り返ってみますね。
新卒入社:Universal Studios(アメリカ)
4)給与交渉してみる
入社してすぐに、同期入社で経歴もほぼ同じ人が「内定時に交渉をしたから」という理由だけで自分より多く給与を貰っていることを知り、人事に交渉しました。結果は普通にNOでした。交渉は最初が肝心ということを学びました。
2社目:FedEx
6)仕事のために引っ越す
グローバルで活躍できる仕事に憧れ、ポジションが東京オフィスだったため、12年間住んでいたアメリカを離れ、12歳以来住んだことのなかった日本に引越しました。ここで出会った仕事も人も人生の財産となったので後悔はしていないですね。
3)職場で問題を指摘する
正義感が強いキャラで、常に職場の課題や問題を指摘していました。今考えるとなんとも周囲に配慮の無い生意気な若者でしたが、上司に恵まれ、そんな自分でも常に良く評価してくれました。
MBA留学
1)好きでは無い仕事を辞める + 5)学校に戻る
4年勤めて物流がずっとキャリアを築きたい場所ではないと言う結論が出たので、会社を辞めてMBAに留学しました。結果人生最大の転機になりました。
3社目:カーライル・グループ
2)専門分野/業界を変える
MBA卒業後、事業会社から金融という未知の世界に飛び込みました。職種もエンジニアから投資プロフェッショナルに転換。未経験過ぎて最初の半年は辛かったですね。ただ振り返ってみると一番刺激を貰ったキャリアのフェーズでした。
4社目:ストリートアカデミーを創業
7)情熱を追い求める
スティーブジョブスが亡くなったニュースを見て、今やっていることがやりたいことじゃなかったら死ぬ前に後悔すると半ば情緒的に思い込み、会社を辞めてネットで起業しました。その後苦労はしましたが、仲間を集めて事業を立ち上げ会社を大きくしていくことは、新たなやりがいとなりました。
以上取れるリスクは常に全力で取って来ました。
結果オーライで生き延びています。「死ぬこと以外はかすり傷」とよくいいますが、かすり傷あるくらいが面白いと思います。