ソフトバンクG、出資先に一段と厳しい企業統治基準適用へ=FT
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FTのすっぱ抜きだが具体内容が殆どないのでコメントし難い。
創業経営者に極端に偏る種類株の禁止のことであれば、これは従来日常のディール交渉で出てくる話なので、ハッキリ言えば世間へのポーズという感は否めない。
私はそもそもこの議決権優先株式の濫用にはネガティブです。未上場はもとよりアルファベットやFacebookら上場会社にも使われているすなわち資本市場当局も容認しているそれは、いかにも米国リバタリア二ズム的な放任過ぎるシステムにて段階的に法的是正を施すべきという立場です。
その他今回のWeworkに端を発する、利益相反取引や身内だらけでガバナンスの聞かない役員構成などは、わざわざ言わずもがな。原理をいえば、ガバナンスは株式投資の一丁目一番地であり、今更感は否めません。しかし市場の熱量が高いときは後回しになりがちで、うるさいことを言っていては未公開株への大型投資自体が難しい。
予算ありきの投資の難しさを感じます。SVFの企業統治に関しては、表面的な種類株利用の制限以上に、そもそも異次元の巨額資金を出資することで変貌する企業文化、緩む社内規律と思います。倹約から生まれる創造力、社内の一体感、コスト管理体質が崩壊し、垂れ流す赤字を資本で埋める癖がついてしまう。出資時に資金使途をクリアにしつつ、出資後のモニタリング体制の強化がポイントと思います。