小中学生9割近視 失明のおそれ「強度近視」も中学生の1割
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近視は、思春期以降に眼球の成長が進む際に頻度が増加することが知られています。眼球の成長が進むと、光の屈折の力に比して、眼球の奥行きが長くなり、焦点が網膜より前方に来てしまうことで、ぼやけて見える状況になってしまうと説明されます。
欧米人やアフリカ人と比較してアジア人で圧倒的に頻度が高いことが知られています。諸説ありますが、なぜアジア人で多いのかは明確にはわかっていません。これまで日本での報告はほとんどありませんでしたが、台湾や中国からは85%までの学童に近視が存在することが報告されており、今回の日本人での結果は比較的それに近い値を取っています。
自覚症状に乏しい人も多く、症状だけに依存していると、見逃しが多くなる一方、見逃されたままだと、屈折性弱視と呼ばれる状態となり、成人になっても視力が回復しない、あるいは失明してしまうというような後遺症が残ってしまう危険性があります。すなわち、近視が見つかった人には適切な視力矯正が必要となります。
このような調査結果を反映し、集団への定点観測と介入といった働きかけが推進される必要があるでしょう。近視はアジア人に多いとされてます。また、遺伝的要因と環境要因が関与するとされています。
片親が近視より両親が近視の方が近視になる確率は高いことが知られています。
環境要因では、明るい屋外での活動が近視に予防的であることはおそらく確かだろうとされています。近くを見ることが関与している可能性は言われていますが、ゲームやスマホの影響としては明確なエビデンスはありません。
幼少期は軽度の遠視で眼軸が長くなるとともに正視、近視となっていくのですが、そのほとんどは軸性近視です。
強度であっても軸性近視は眼鏡で矯正できますが、病的近視は眼底の変形などを伴うものとされていて、失明することもあります(この辺りは別のものとして分類しよいという流れではありますが、一連のものという認識もあるようです)。
いずれにせよ適切に眼科で診断を受けて矯正や治療をされた方がよろしいかと思います。
自分自身は遠視と調節性内斜視があり、両眼視ができないため、立体視機能が弱く、たまにアトラクションがみんなほど楽しめないというハンディを負ってます。。。
利き目じゃない方も視力はそれなりにあって、実際日常で困ることもその程度なので、子供の頃から治療に通わせてくれた親にも、治療してくれた先生や視能訓練士さんやメガネ屋の方々には感謝しています。これは衝撃でショック。
私は、専門的なこと・医学的なことは全くわからないですが、やはり、太陽の光を浴びて、自然の中に身を置くという、元来動物が生きていく上で自然な環境を必要とするということでしょうか。
不安をあおることは好みませんが、これが本当ならば、子供たちの未来のために、家庭環境、教育現場、自治体あげて対応しないと。