• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

意識がある? 培養された「ミニ脳」はすでに倫理の境界線を超えた 科学者が警告

44
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


選択しているユーザー

  • 何者でも構わない

    ほとんど語ることは残ってないのですが、意識のハードプロブレムについて言うと、「色の主観的な感じ(クオリア)」といったものが、科学では明らかにできないだろうという問題です。

    「心の哲学」の問題になりますが、所謂″答えのない哲学″系の問題によく見られるのが、自己言及性です。
    簡単な例では、「私は嘘つきである」とか「すべては相対的である」とか「町のすべての人の髪を切る理髪師の髪は誰が切るのか」あたりですね。論理的には解けませんが、集合の概念(あるいは次元の違い)を導入するとクリアにできます。

    クオリアは、主観的な意識の感覚質に、主観的な意識を向けるという自己意識を用いているために、計測方法と科学理論から成るネットワークの集合には属しません。だから科学の側から意識のハードプロブレムを解くことは、構造的に無理なんです。


    ちなみに、自己言及性に言及した哲学者は、カント以外のドイツ観念論者とラッセル(自己意識に限るなら加えてフッサール)ぐらいなので、上記の問題の構造を理解している人は多くありません。
    特にドイツ観念論は、この自己言及性を活用して、不連続な次元の発生を思索しています。ただ、物理的な制約がない以上、現実と乖離した飛躍になっていますが。


    意識のハードプロブレムの面白い解決方法として、取り込んだ映像へ反射反応をするのではなく、反射機能を外し、映像に対して判断を加えるという自己言及作用を搭載したロボットを作った人がいます。哲学的な素養があるわけではないですが、確かに本質を掴んだ発想です。かのアーティスト荒川修作は、「意識とは躊躇の別名である」と言った覚えがあります。
    https://robomind.co.jp/hardproblem/


注目のコメント

  • エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

    哺乳類、爬虫類、両生類、魚、甲殻類、虫などにも「意識」が存在すると言えるのだとすれば、この脳オルガノイドが意識を持ち得る、または既に持っている可能性は高いと言えそう。

    例えば、トノーニの「意識の統合情報理論(IIT)」で定義される意識のレベルは、情報理論的に計算可能な神経細胞ネットワーク内で統合される情報の量=統合情報量で決まるが、その意味における意識の存在は経頭蓋磁気刺激法(TMS: Transcranial Magnetic Stimulation)などで刺激した反応を測定すれば、ある程度は推定できる。

    この様な考え方の「意識」は、チャーマーズが90年代に言っていた分類でいう所の「意識のハードプロブレム」を(わざと)無視している。納得できないという人もいるだろう。しかし、ハードプロブレムが解決不可能なのは、その問題設定に(主観を含む)自己言及的な構造があるからで、自ずから永遠に答えは出ない。つまり、問題設定が間違っている。ハードプロブレム派の人たちが言うように「(現代)科学で意識の問題は解決できない」という主張はその意味で正しい。

    そして、倫理の問題が意識の有無にあるという指摘はおかしい。もし、意識の有無が問題なのだとしたら、未発達な人間の胎児や意識が消失した全脳死患者には尊厳があって、成熟した牛は殺して良いという理屈は、意識の有無では説明できない。

    ハードプロブレム派の人達は、脳オルガノイドの意識の様な脳波や統合情報量のような意識の兆候は人間の真の意識の証明とは言えないと言うのなら、こう言う研究は倫理的問題ないと主張するのでしょうか。

    結局、倫理の問題は「可愛い(可哀想)」と共感できるかどうかで決まっていて、意識の存在兆候はその要素の一つに過ぎない。ほんの百年前まで、子供には人権はないと考えられていたし、動物虐待がショービジネスとして成立していた。


  • U of Michigan 教授 (機械工学), 副学科長

    どこまでも増殖するんですかねぇ、無重力で頭蓋骨なしでは

    何かのガイドラインは必要だと思いますねぇ、しかも早く でないとやっちゃう人が必ず現れますから


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか