愛知 国際芸術祭への補助金不交付決定 文化庁「手続き不適切」
NHKニュース
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藝術的側面においてもこれは理にかなっています。
藝術学上の一般的定義として、それ自体が行為の唯一の対象でなければならず、それ以外の目的・理念が存在してはならないというのは、この界隈では公然の事実となっており、藝術を学ぶ上で誰もが意識しなければならない、大前提です。
文学研究において、作家の人格と、その作品の登場人物の人格を同一視してはならないことと同じレベルの常識と言えるでしょう。
よって、政治的意図のある作品は藝術とは本来的には言えず、特に県民が純粋に藝術を鑑賞する場において最も邪魔になるものと言えるでしょう。
藝術という名を盾にして、藝術の営みを愚弄する行為を容認してはいけません。
政治的意図を目的にした非藝術作品も展示するため、運営上のリスクがあるということを明確にして申請すれば、こうはならなかっでしょうか。
理にかなった決定と言えます。
付け足しになりますが、これは藝術の展示という面のみの話でございまして、また、複雑になるといけないので簡潔に書くと、古代で使用されていた祈りの人形も、今となっては埴輪という名のただの工芸作品で、サグラダ・ファミリアも教会として使用すれば建築、観る対象物としては範囲を広げた藝術です。そして、これは左下に刻まれた文字と共に(最早作品としての伝達ではなく)宣伝として使用されるのでしょう。それが何であるかというより(何度でも歪曲できる)も何として観られるか、ということが重要で、展示会としては何として展示され、何として ”観られるか” を考えたい今日この頃でございます。