グーグルが「量子超越性」実証とFT報じる、新量子プロセッサー開発か
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注目のコメント
マイクロソフト・IBMあたりと激しく争っていた量子超越性の1番乗りはやはり大本命のグーグルか。相互作用する量子の数が増えるほど、文字通り指数関数的に計算能力高まるから当然だけど、「最高速のスーパーコンピューターである「Summit」を使っても解くのに1万年かかる問題を、グーグルの量子コンピューターが3分20秒で解いた」のはやはりインパクトある
追記
なんかお馬鹿なコメントが目立つ。一方向関数とかこういう記事にコメントするなら最低限の数学リテラシーを身につけてからにして欲しいこれは凄い発表ですね。
本当なら、量子コンピューターの開発が世界で加速度的に進む可能性があると思います。
何かと言うと、従来の理論では量子コンピューターの計算速度を上げるためには量子の状態を制御する必要がありました。
簡単に言うと、計算に用いる量子は、はじめにすべて重ね合わせの状態(シュレディンガーの猫で言うといきてるか死んでるかわからない状態)にするんですね。
その状態で計算したい問題を表現する形で量子を「繋げ直して並べて」あげる。
そして、量子の状態「観測」すると、一気にすべての量子の重ね合わせが収束して最適な状態に確定します(どの猫が生きてて、死んでいるかが確定する)。
この時、量子がどの状態に確定したかを読み込んで上げれば、これが表現した問題に対する最適解を表している、というメカニズムです。
ただ、最初の重ね合わせがを保持するのがネックで、何個かの量子は抜け駆けして自分の状態を確定したさせてしまうことがある。そうすると最終計算の結果も、全体の最適化にはならなくなってしまうんです。
なので、元々の考えでは量子の抜け駆け(エラー)を感知する、監視装置を作ろうとしてましたがこれが難しかった。
しかも使う量子の量が増えれば、より監視が難しくなるので、将来の開発のネックだったわけです。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.qmedia.jp/nisq-era-john-preskill/amp/
ところが、今回のグーグルの装置は、考え方を変えて量子量を増やせば、部分的にエラーが起きても全体としては概ね最適解を得られるはずだから、無視できるのでは、というもの。
これができるのであれば、一旦監視装置は要らなくなります。
そして、それができてしまったということは、あとは量子量さえ増やせば、従来のコンピューター以上の計算能力を持ったコンピューターが幾らでもできるということ。
https://japan.zdnet.com/article/35115736/
一方で、今までの予想以上に量子コンピューターの進化が進む可能性はあるので、社会のつきあい方、対策の整備も急ぐ必要が出てくるかもしれません。
いやー、でも理系的には本当に夢が膨らむ話です。
ぜひこのまま更なる開発を進めていってほしいと望んでいます。なんと!Quantum Supremacy(量子超越性、と日本語では言うのか…)をGoogleが達成との報道。
https://blog.kaspersky.co.jp/quantum-supremacy-rsa/20342/?slow=1/