【実践】スタンフォード大教授が教える、解くべき「問題」の見つけ方
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本当に解くべき「問題」を見つける方法を書いた本の紹介記事。
「人生の配偶者を見つけたい」という問題を持つ人がいる。理由を聞くと、「親密な絆を築き、話し相手を見つけるため」と返ってくる。この場合、解くべき問題は「どうしたら親密な絆が築ける話し相手が見つけられるのか」と言い換えられるというもの。つまり、「配偶者を見つける」に囚われる必要はなくなる。
注目のコメント
「デザイン思考」は通常、これまでにない商品やサービスを生み出す方法として有効だと捉えられていて、シリコンバレーではとても馴染みのあるアプローチです。スタンフォード大学のデザインスクールは、その「真髄を教える聖地」のように捉えらえています。
2016年−2017年にバーナード・ロス教授の授業をとった時は、このデザイン思考を「人生の問題解決」に利用すると聞いて、いったいどうやるんだろうと思いました。ただ、問題解決のアプローチは商品開発であっても、人生の問題解決であっても同じ。その中でも一番大切なのが今日紹介した「問題の定義を変える」という点です。
デザイン思考のプロセスの最初である、「どう問題を定義するか」によって、解決法もまちまちです。だから正しい問題を設定できないと、そもそもいい解決法が導き出せません。
解決法もこれ一つで問題が完全に消滅するという単純なものではない場合がほとんど。人生のトランスフォームも小さい解決法を地道に試し、小さな変化をたくさん作っていくというのがゴールに近づく道なのだと思います。解決すべき問題を明確にする「問題提起」が一番大事だというのは納得できました。
米国以外でも、フランスの教育では、歴史や哲学の授業では、冒頭の論文の書き出しで問題提起をする様に教えています。
また、英米法弁護士のオピニオンの書き方もまずは問題提起「Issue」を冒頭に書くことが多く、共通した考え方だと思いました。
問題提起をしっかりやると物事の本質をつけるので解決策も見えてくるのだと思います。本来手段の一つに過ぎないことが目的化してしまうことを避けることができそうですね。(受験、就職などで)
兎に角自分で突き詰めて考えることが必要ですね。