終身雇用制が日本人にとってやっぱり合理的な理由 - 重要ニュース解説「今を読む」
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終身雇用によって景気悪化時のリスクヘッジになるというのはなるほどそうか、という感じです。
ただ、欧米や中国だけでなく、インドや東南アジアなどのプレイヤーがグローバルプレイヤーとして台頭し、事業環境の変化スピードがさらに上昇してきたとき、事業再構築の肝である人員構成の再構築が難しい終身雇用制を積極的に維持する企業が対応していけるのでしょうか。そう考えると、終身雇用の維持自体のリスクは相当なものではないかと思ってしまいます。
注目のコメント
終身雇用制は、日本人に適した制度です。
リスク回避志向の強い労働者が「終身雇用を保証してくれたら、生涯所得は多少低くても構わない」と言い、企業がそれに応じている、ウインーウインの関係なのです。
「終身雇用を保証しても真面目に働く」という日本人の特徴も重要ですね。外国の企業だったら「終身雇用が保証されているなら、積極的にサボって窓際族になろう」という労働者が大勢出てくるかも知れませんから。
最近、「終身雇用は持たない」という人が増えていますが、「高齢化に伴って60歳前後での転職が増える」という意味では、その通りだと思います。しかし、終身雇用の本質が変わってしまうわけでは無いので、大騒ぎしすぎない方が良いでしょう。メリットもデメリットもありますからね。終身雇用制度が適切な会社・業界・業種も中にはあるんでしょうし、そうではないところもあるんだと思います。
なので、「日本企業」と一括りにして論じることは間違いだと思います。