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自衛隊員は基地で使うトイレットペーパーを自腹で買う 理不尽すぎる自衛隊の環境

デイリー新潮
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  • 笹川平和財団 上席研究員

    昔、中曽根総理(当時)が部隊を訪問された際に、隊員からトイレットペーパーを自腹で買っているという話を聞き、以降、トイレットペーパーは公費で購入されることになったと聞いています。国民が納めた税金から予算を使う以上、どのくらい必要なのか計算する必要がありますが、いい加減な部分と厳密な部分が間違っているように思います。
    弾薬も極めて厳しい計算で調達する数が決められています。防衛大学校に在学中に、米海軍の艦艇で米海軍の士官候補生とともに訓練をする機会がありましたが、その時に、これが戦う軍隊なのだと驚いた経験があります。
    米海軍艦艇の甲板から海上に向けて機関銃を撃つ訓練もあったのですが、一人何発などと決まってはいませんでした。「撃て」と命令されて撃ちましたが、機関銃ですから、何発撃ったのかなんて分かりません。それより驚いたのが、撃っているで薬きょうをほうきのようなもので海に掃き捨てていたのです。
    自衛隊では、射撃を行った際には、薬きょうを全て回収します。一発でも薬きょうが足りないと、射撃場や演習場を皆で探し回ります。その場で射撃に使用されずに持ち出されたりすることを防ぐためでもありますが、本当の戦闘では、もちろんそんなことをしている余裕はないはずです。
    自衛官は、よく働きます。以前いたヘリコプターの航空部隊では、伊豆七島の急患輸送の任務も負っていました。当時、消防のヘリコプターは、昼間で天気の良い時しか急患輸送に飛ばなかったので、夜間と悪天候の際には自衛隊に依頼が来たのです。
    夜中にヘリを飛ばすので当直に当たっている隊員で対応するのですが、若い隊員たちは基地内の隊舎に住んでいますから、当直でない者まで飛び出してくるのです。もちろん残業手当などなく、個人には何の利益もないのですが、皆、「急患輸送」と聞くと何とか助けてあげたいと手伝いに来るのです。
    悪天候の時は、応急待機についているのが若いパイロットであったりすると、天候が基準以上に悪ければ引き返せ、とベテランパイロットが繰り返し注意しました。何とか助けたいという気持ちが、悪天候でも突っ込みたいという衝動を生むかもしれないからです。
    こうした若い隊員たちに、どうしたら報いてあげられるのか。どうしたら彼らが全能発揮できるのか。考えることは多いと思います。


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