【直撃】我々が「リブラ」に参画した理由
NewsPicks編集部
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あれは2016年の冬のことでした。
フィンランドのテックイベントSlushで、ベーシックインカムについての対談が壇上で行われていて、「資本主義の後の世界」について熱弁するアルバート・ウェンガー氏がいました。
社会保障やAIなど、身近な課題についての議論になるかと思いきや、もっと人類の歴史を通じて、ベーシックインカムや暗号通貨の持つ意味を説くその姿は大きなインパクトがありました。
その彼が所属するUSVが、リブラに参画しています。その真意と、人類にとって持つ意味を詳しく聞きました。暗号通貨が世界を変える、ということをウェブブラウザの例を引き合いに語っています。確かにそういう考え方もあるでしょう。
しかし、ウェブブラウザと通貨を同列で語ることはできません。この通貨がうまくいかなかったら、今度はこれにするという、安易な取り組みでは、世界経済は破綻してしまいます。
暗号通貨のハッキングは日常茶飯事。それでも安全と言えるのかどうか。Libraだけは別もの、とは考えにくいのではないでしょうか。
すでにLibraコンソーシアムからの離脱組が出ています。令和時代に為替とかいらないし、中央銀行とかいらない。
振り込み手数料なんかもナンセンス。
ApplePay、GooglePay、AmazonPayと他のGAFAがなんとかペイをやるなか、仮想通貨に舵を切ったFacebookには期待と尊敬の念を覚えます。
リブラには期待しています。どうか既存の仮想通貨のような投機対象になることなく、本質的な現代の通貨になりますように。