【解説】なぜ、「心臓病」のトップ病院は倒産したのか
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医療業界の問題の1つは「医師に全能感を感じさせちゃう構造」だと思います。
売上は国が補助してくれて、仕入はメーカーとか卸に丸投げ。
普段の食事、移動、娯楽といったものは、なぜか自然と用意されるし、自分が使うオペ器具を「ちょっとカスタムして」といったらメーカーはすぐに対応してくれる。
ビジネスとしては超超超ぬるま湯です。
全能感があると「経営もできる」と勘違いして、こういう事態が起きるのだと思います。
医師は医療のプロであり、世の中に欠かすことのできない職業ですが、「自分ができないこと、苦手なこと」を認めることが大切。
この医療業界の病気を治すには、対処療法としてプロ経営者が入ること。根本治療としては教育が鍵になるでしょう。
注目のコメント
当たり前だが、経営はやはり専門性が必要な領域。会社は、人事、財務、マーケティング、テクノロジーなど、それぞれの機能のスペシャリストが集まり、それをオーケストレイトする事で成り立つわけで、事業長や経営者ってそれらの専門家とディールするとても大変なお仕事なのですから。
「単なる素人経営でした」で、公共性の高い病院といったような機関が倒産するのはいかがなものかと思います。実は医療法人や非営利活動法人と言ったような事業の方が、規制も多いし目的も「利潤の追求」に特化出来ず、さらには大抵ものすごい専門家と日常的にディールする必要もあり(医者とか芸術家とか)複雑性が高く経営はよっぽど大変。むしろ有能な経営者じゃなきゃホントは上手く回らない。破産も、民事再生法も、債権者から申し立てられたもので、トップが最後まで引き際を「決断」できなかった。このことが、患者をはじめとする関係者に無用の混乱と心配を強いた。
これまでいくつもの案件を取材してきたが、倒産前後の立ち居振る舞いに、経営者としての資質や胆力がはっきりと表れるものだ