JASRAC、結婚披露宴で流す曲に包括使用料を試験導入。1回の式で計15,000円
コメント
選択しているユーザー
著作権に限らず、ビジネスと権利のバランスって難しいなと思います。絶対的に守られるべきものである一方で、守り過ぎるとそれそのもののビジネス的な価値が低下して、結局使われなくなり、最終的には誰も喜ばない状態に。その中で、権利を使わない手段が生まれてきたら、みんなそちらに流れてしまいませんか。流行りのAIによる「エモい」音楽の効率的な制作とか。アートはそれにまつわるエピソードや背景まで含めてのものなので、そうそう成り替わることはないのかもしれませんが。
ちなみに、ちゃんとした結婚式場なら、使う際は使用料を払い、音源は動画に含めない、というのが基本線では?私が話を聞いた式場は、一年前ですが、どこもそうでした。
注目のコメント
CDなり、ネットで音源を買った時点で私たちはJASRACに6%の著作権料を支払っています。
ところがあなたが結婚式を挙げて、
1)友人がBGM入りの2人の出会いのプロフィールムービーを自作して披露宴で流してくれる。
2)自分で編集したお気に入りの音楽を、披露宴のBGMとして流す
3)結婚式や披露宴の様子を録画してDVDにして参加者に配る。
などした場合は、更に追加で使用料を払い、もし払わなければ、それら全てが著作権法違反となるのをご存知でしたか?
勿論ここでコメントしている皆様は、自分の結婚式で、適正に著作権を収められたと思いますが、もし違反しているのなら、今から申告してJASRACに払いにいく必要あり、払わなければ将来JASRACから請求があれば、あなたは遡って著作権料を支払うのは勿論、場合によっては著作権、出版権、著作隣接権の侵害として10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、或いは著作者人格権、実演家人格権の侵害などで5年以下の懲役又は500万円以下の罰金を支払わなければなりません。
別に法律をどうこういうつもりもありませんが、なにかとても寂しく、さもしい話のような気がします。
いつから音楽はたとえ晴れの場であっても、罰金の如くJASRACに著作権を支払わなればならない窮屈な代物になったのでしょうか。
正直ここまで使って欲しくないのなら、もうイベントで音楽とか使うのをやめたらいいのではないかとさえ思います。
ちなみに私の結婚式では、全て著作権が終了したクラッシックの弦楽三重奏をBGMに使いました。
法律には従いたいと思いますが、こんなことが日本の音楽発展のシーンに役立つとは到底思えない私は、クリエイターの敵なのでしょうか?当たり前のこと。むしろ今まで徴収してなかったのかよっていう。人の権利物を使うって事に対するリテラシー低さが問題。
日本の著作権のリテラシーって先進国とは思えないレベル。
こう言うニュースが出るたびに教室からお金取るなんてありえないだの言う無知な連中が湧いてくるけど、人の権利物使ったらお金を払うのは当然のこと。
音楽教室は他人のふんどし(権利物)でお金儲けしといて、元々の権利者にお金払わないなんて普通に考えて有り得ない。結婚式だって一緒。
Jasracが問題なのは著作者を守るという立場であるはずが、実際には著作者よりもその中間にある事業社(事務所、レーベル、出版社)よりに忖度してる事が問題。
徴収から支払いまでのスピード感は海外の著作権管理団体よりも優れているように思う。
公表時編曲権とか申請するのに原盤保有者調べる必要があったり、地上波局に甘いのはなんとかした方がいい。
こういうニュースが出るたびに日本が抱える著作権契約制度の問題の本質から議論が遠いていく。世論は感情論、人情論に流されず、もっと理路整然と問題の本質を見極め議論してほしい。それが一時代前の感覚が蔓延したこの国のガラパゴスを変える原動力になる。そしてその結果もたらされる変化が音楽に携わる全ての人(利用者、著作権者)にプラスに働く。利用に対して適正な対価を支払っていくことは重要なので実施していくべきですが、15000円は高い気がしますね。。
JASRACの使用量シミュレーターを使って、200人のコンサートで20曲3時間で計算して3240円なので、、
もっと簡単に個人が利用データを入力してデジタル管理できるようになれば、手間もそれほどかからず、かつ、適切に権利者に対して対価がデータ化されるので良い気もします。