【元気が出る話】マッキンゼーから羽ばたいた、タピオカブームの仕掛け人
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(引用)
──先を見越すのに必要な要素は何ですか?
この先に起こる環境変化を読むことです。
結局、イノベーションとは、何かと何かの組み合わせです。ですから、自分の領域外の分野から、より多くの知識や情報をインプットすることが欠かせません。
コンサルタントは特定の業種の専門家ではありませんが、多くの業界をカバーしているため、異分野と異分野を組み合わせるのが得意です。
また、業界だけでなく、国内外で起きている新しい動きもカバーしています。つまり、コンサルタントは持っている情報量が違うのです。
3年後には、この業界でも、別の業界と同じようなイノベーションが起きるのではないか。そんな提案ができるのがコンサルの強みでしょう。
現在の春水堂の社長業、これからどうやって日本で中国茶という市場を作るかが大事な仕事なので、マッキンゼーで鍛えられた「先を見越す経験」が役立っています。
業界内の動きだけ見ていても、先は見えませんからね。
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私も飲食業は初挑戦でしたが、エクセルで勤務シフト表を作るなど、まずは自分ができそうな経理・総務の仕事から始めました。
メンバーには「なんでもやるから、なんでも言って」と伝え、どんな仕事も全部引き受けることで、少しずつ信頼を勝ち取っていくしかありませんでした。
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──最も有効な「クイック・ラーニング」の手法とは?
その分野に詳しい人を探して、やり方を聞くことですね。
例えば私は、広報の仕事もやったことがありませんでしたが、広報の人が集って勉強するコミュニティを見つけて、そこに入れてもらい、一つ一つノウハウをものにしていきました。
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注目のコメント
取材いただきました本人です。タピオカブームの裏話としても楽しんでいただければ。
キャリアの中でどんな価値観や動き方を重要視してきたかを改めて棚卸しでき、良い機会に感謝です。
また2回の転職はいずれも人のご縁でした。転職や働き方が多様化する程、お互いにキャリアをサポートする機会が増えていくんだろうなと思っています。タピオカブーム仕掛人、オアシスティーラウンジ木川社長のインタビュー。
マッキンゼー→アート系スタートアップ→タピオカ春水堂
一見脈絡ないように見えるキャリアは「好きなことの周りをウロウロしたら辿り着いた」で繋がっていた。
アートや途上国に興味があることがマッキンゼーでは個性となり、中国茶が好きと海外展開お断りの春水堂に入り日本法人設立できたのは戦略コンサルで得たスキルあってこそ。
点と点を線にする
好きとスキルを掛け算するとこんなにも仕事は人生にワクワクをもたらすよというお話しです。タピオカミルクティーの爆発的なブームの仕掛け人は、元マッキンゼーの女性コンサルタントーー。
そんな噂を聞きつけ、さっそく、張本人の木川瑞季(きかわ・みずき) さんに会いに行きました。
最初はどんなやり手女性かと緊張していたのですが、物腰は柔らか、表情はにこやか。「地味で目立たないコンサルタントでした」と謙虚そのもの。ところが、実際、やっていることはすごい。
ずっとやりたかった国際協力の仕事に、絶対に就くと、マッキンゼーを休職してまで挑戦する。そこで、ご自身との価値観の違いに直面して、挫折するも、今度は「2番めにやりたいこと」に挑むーー。
初挑戦の仕事の連続で、現在の台湾お茶カフェ「春水堂」の社長業もコンサル時代に培ったスキルでカバーできる範囲は、半分くらいねと、しれっと仰る。
まずは自分ができることをやって周囲の信頼を勝ち取る。できないことはできる人に聞けばいい、どんな仕事も「クイックラーニング」すればいい。
月曜日の朝からやる気が出る金言がいっぱいのインタビューです。