雨傘運動のリーダー拘束、香港 警察本部包囲と関係か
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私は中国での取材経験はありませんが、大陸中国では各社とも取材には苦労しています。中国は、そういう国なんですよね。
前に中国の学生さんから日本での取材活動について聞かれたことがあるのですが、「政府批判をして脅されたり、収監されたり、殺されたりするような危険を感じたことがありますか」みたいな質問がありました。当たり前のように聞かれて驚きました。やはり強硬手段を取ってきましたね。
天安門事件の二の舞にならない事を願うのと、ネットでの情報拡散力が抑止力になる事を期待します。香港の抗議活動は、8月31日に一つのヤマを迎えると予想されます。もともと大規模なデモが予定されており、9月1日には空港の占拠も予告されていました。
一連の抗議活動は、一つの団体や少数のリーダーが指導しているものではありません。それでも、いくつかの潮流に分類してみることはできます。
今回捕まって、同日釈放された黃之鋒氏と周庭氏は、自決派(政党としては「香港衆志」)と呼ばれ、最過激派(独立派)ではないですが、若い世代に人気があります。
より穏健な路線といっていいNGO、民間人権戦線は、8月31日にデモ開催を申請していましたが、当局に却下されました。しかし、それでデモが無くなるとは考えられません。少なくとも、最過激派は、当局が禁止しようが出てくるでしょう。
当局としては、できれば、まず最過激派を孤立させて、見せしめになるように取り締まりたいでしょう。
黄氏と周氏が逮捕されたのは、当局が「よくいいふくめる」ためでしょう。つまり、最過激派と若者の多数を占める自決派を分断するために、最過激派の独立派と手を切るように迫った、といったところでしょう。
ちなみに、周庭氏は、日本語によるツイッターもやっていて、日本にもよく来ますね。
https://twitter.com/chowtingagnes